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2006年05月25日
シベリウス(作曲家シリーズその1)
シベリウスが本格的に好きになったきっかけは、昔ヘルシンキ・フィルの来日公演をFM東京が生中継していて、それに触れたことでした。
番組テーマ曲だった交響曲第6番があまりにも美しくて気に入ったのです。
それまでは、有名な交響曲第2番などを聴いて、ふ~んと思っていただけでした(そんなに好きではなかった)。まあ、フィンランディアとかカレリア組曲などはそれなりに好きだったけれど、所詮それだけというか。
以来、一番のお気に入りはその第6交響曲。シベリウスとしては一番渋い交響曲だけど、虚心坦懐に聴けば良さがわかります。あまりにも透明で、純粋な叙情というものが聴こえます。
ほかに語るとすれば、第7交響曲かな。なかなか良さがわからなかった曲ですが、ムラヴィンスキーの有名なライブ録音を聴いて目が開けました。「雄渾」という言葉はこういう音楽にこそ当てはまるような気がしたのを覚えています。
もう一つ、「アンダンテ・フェスティヴォ」を忘れていました。これも弦のピュアな美しさと厳粛な響きだけで構成されたような曲です。第6交響曲とこれだけでも、シベリウスは僕にとってとても大事な作曲家です。幾多の人間をも含んだ、大きな意味での自然に、囲まれた自分。素直に自然の美しさをたたえ、感謝できる。いつ聴いても、そんな自分に戻れるのです。
投稿者 clad : 2006年05月25日 22:16