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2006年09月07日

2A3シングルアンプの改造(2)

さて、東急ハンズで加工してもらったアルミの板に、小さなネジ穴は自分で追加工して、アルミの門扉などを塗装するためのスプレーで(この辺が手抜き…)下塗り、さらにアルミホイール用のガンメタのスプレーで上塗り(実は、最初のスプレーの色が気に入らなかっただけ、というのは内緒)。なかなかいい感じに仕上がってきました。
それから部品類をネジ止め。2A3用のソケットは、スペーサーで板の面から10mm強沈めて取り付けました。そのため、あらかじめ穴は40mm径という、余裕をみたものをあけておいたのです。

で、この時点でまだ回路がFIXしていないという…。

今回は、ロシア製の2A3を使います。
現在は一般的な条件で、プレート電圧250Vで55mAほど流しています。負荷は2.5kΩ。
これよりもっと厳しい条件で動作させようというのが目的です。
プレート電圧300Vで、60mA流すか。50mAに抑えるか。いずれにしてもトランスの都合で、負荷は3kΩです。そもそも今回の改造は、出力トランスをオークションで落札したものに替えるのが出発点なので、ここは動かせない。
60mAだと損失が18W。規格は15Wなので20%オーバー。これはやりすぎかなぁ。いくら丈夫なロシア球とは言え。
本当はもう少し電圧を高めにかけたいのですが、それだとトランスの負荷がもっと高くないと、動作点がぜんぜんダメ。
やっぱり280~90Vで、50~55mAを狙うのが妥当かなぁ。

もう一つ、自己バイアスにするか固定バイアスにするかも悩んでいました。トランスにも余裕はあるし、整流管を使っているのでこれを変えればB電圧を変えるのは問題なし。
固定バイアスのほうが抵抗での無駄な発熱が少ないし、やってみたことがないので魅力的でした。
しかし、今回は規格ぎりぎり(もしくは若干オーバー気味)の条件で球を使うので、万が一のことも考えると自己バイアスのほうが安全という考えに傾いています。

さて、どうなりますやら。

投稿者 clad : 2006年09月07日 20:36

コメント

お久ぶりです。
 ラ・バァルスの絵ですが、ブログの4月2日~5月26日
に、パラパラと制作過程を乗せております。失礼しました。

 べるけさんの板で結合コンデンサーの話しが上がっておりますが、私の方はフィルムC党でASC X363を主に使っております。メイン現用機がもう15年になりますが、癖も感じられず快調に作動しています。プリやCDPが再生力が上がってきても、そのまま問題なく期待に答えています。
 電源用にシズキの500V30μFのフィルムを6本手に入れたのですが、まだ製作にいたっていません。同じ回路と部品で友人の為に作ったアンプに使いましたが、アルミ電解Cよりは遙かに癖が無いモノでした。オイルはPCBの事もあり、使うのを止めましたが、ブラックビューティーは良かった記憶があります。
私の場合は無色なアンプが好きな様ですが、CLADさんは如何ですか。SPは6半党です。

投稿者 artist-mi : 2006年09月14日 22:05

小さな画像でしたが、拝見する限り『ラ・ヴァルス』のグロテスクな印象と確かに重なって共鳴している作品と感じました。
昔『題名のない音楽会』というテレビ番組での「曲名当てクイズ」で、司会の黛敏郎がこの曲と『薔薇の騎士』のワルツを良く似ているといっていたのをよく思い出すのですが、『薔薇の騎士』の方が金粉を撒き散らすような艶やかさを放つのに対し、こちらは同じ撒き散らす中にもどす黒い粉が混じっている気がしてなりません。

コンデンサですが、私は自作暦が浅いので、オイルコンはほとんど憧れの対象でしかありませんでした。まだ使ったことがないので、今改造中の2A3シングルの結合コンデンサとして使おうかどうしようかと思案中です。電源部も、できればアルミ電解は全廃、とまでは行かなくても、可能な限り排除してフィルムやOSコンに置き換えてやろうと考えています。なかなか大きな容量でいい物が手に入らないのですが(リーズナブルなお値段では)…どうなりますやら。
6半はダイヤトーンですか? うちにも16Ωの物があるのですが、眠ったままです。

投稿者 clad : 2006年09月14日 22:56

こんばんは。
実物は100号を越す大きさで、展覧会に出したモノです。
9.11の影響を受けたイメージも入っています。

6半はテクニクスのマグネットの大きい方です。実効質量1gに付き1Kgのデットマスを磁気回路に付けて使用しています。
Cは私もいろいろ使ってはいないので良く解りませんが、音色に差がかなりありますね。
癖の少ないCにしたら、管弦楽やクァルケットを聴くのが楽しくなりました。

投稿者 artist-mi : 2006年09月14日 23:16

ううむ、大作ですねえ。やはり一度、実物を拝見しないと。いや、門外漢ですので拝見したからといって気の利いたことの一つも言えるわけではないのです。

デッドマスをつけておられるということは、スピーカーのほうもなかなかの経験をお持ちなのですね。私はまだ、次が処女作(!)という段階です。情報だけはいろいろ入ってくるのですが。
今のメインはVictorのオールアルニコの3Wayフロア型です。

さて結合C。手元にあるだけで、耐圧面でも容量面でも使えそうな品種のものが片手の指に余ります。小さめの物を組み合わせることも考えると選択肢はいくつになるやら。ちょっと、うれしい悲鳴です。とりあえず試すとしたら、Audin Capかオレンジドロップか、ASCの箔巻のどれかからと思っています。

投稿者 clad : 2006年09月14日 23:53

こんにちは。
 良いCが有りましたら、またお話をお願いします。
 2A3の動作条件ですが、手持ちに武末数馬氏の解説がありました。自己バイアスです。御参考に成るかも知れません。
この動作は結構定格いっぱいの動作でMLFの回路を使っています。
 0W時 プレート電圧 265V
     カソード抵抗値  750Ω
     カソード電圧  45V
     プレート電流  63mA
     負荷抵抗    4KΩ

 4.3W時  プレート電圧 270V
      カソード抵抗値 750Ω
      カソード電圧  41V
      プレート電流  57mA

 最適負荷抵抗値  3.2KΩ

 直熱管なので、2.6W付近からグリッド電流が流れはじめています。4.2W付近では、グリッド電流は4mA位になります。その増加と同様にプレート電流、カソード電圧は減少し、プレート電圧は上がっていっています。実際には3W程度より上はかなり過度現象がでていると記述してあります。     

投稿者 artist-mi : 2006年09月15日 13:21

お返事が遅くなりました。
2A3情報、ありがとうございます。
今製作しているのは、古典的な2A3は怖くて挿せないような、ちょっと裏技的なアンプです。
ロシア製の球の使用を前提としていて、これが300Bを一回り小型にしたような格好なんですね。元祖の2A3と比べるとグリッド電流も流れにくい構造のようです。
それで試しに300Bの動作条件に近いところで使ってみたらいい音がしたという評判を聞いたので、追試してみようというものなんです。
プレートは300Vかけることに決めてしまいました。本当はもっとかけたいんですが、手持ちのトランスだと(メインのスピーカーが6Ωのため)3kΩ負荷にしかならず、動作範囲が思うように取れないので、300Vで妥協しました。
カソード抵抗は一応1kΩを用意して、必要に応じてパラって値を調整するつもりです。理想的には55mAくらい流して、グリッドが-55Vくらいを目指していますが、損失が15Wを超えるので、様子を見て減らすかもしれません。
最後に残った課題は、やはりコンデンサなんです。それもカソードの。なるべく電解は排除したいんですが、フィルムだとデカいわ高いわで。フィラメントの両端から20+16+4μという合わせ技あたりを検討中です。そんなにシャーシ内に収まらない可能性も高いのですが…。

また少し進んだら書き込みます。

投稿者 clad : 2006年09月19日 23:08

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