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2006年10月25日
2A3シングルアンプの改造(3)
忙しい時期をようやく脱して、久々にいじれた…と思ったら、約1週間で出来上がってしまいました。部品点数が多くないので。
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ポイントは
1)タムラの大型トランスF-2006の使用(一次側2kΩのところ、4Ω端子に我が家のメインスピーカー6Ωをつないで、3kΩとする)
2)出力管の動作ポイントは、Ep=305V、Ip=65mAとする。バイアスは60Vとなる
3)信号が流れる部分からケミコンを排除する。初段のカソードはOSコンを使用。出力段はカソードからGNDでなくB電源との間にフィルムコンを入れる。B電源のデカップリングもフィルムコンを使用
といったところでしょうか。
2)の動作条件は2A3というより、ほとんど300Bのそれです。従ってオリジナルの2A3は、とてもじゃないが使えません。ロシア製2A3EH、または中国製の2A3Cの使用に限ります。これらは見た目からして300Bにそっくりですが、実際にこのプレート損失20Wにもなるような条件で使用してもびくともしません。音も300Bに近い…かどうかは、300Bの音をちゃんと聴いたことがないのでわかりませんが(苦笑)。
写真の球は2A3EHです。
回路図は…
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暫定ですが、こんな感じです。
まだちゃんと測定もしていないので、12AX7のSRPP一段増幅で、60Vのバイアスをきちんと振れているかどうかも確認していませんが、多分大丈夫でしょう。それより出力をちゃんと測らねば。5Wくらい出ていそうですが。
今後はSRPPのバランスを崩すことで2次歪をわざと増やして、出力段との歪打消しを試してみるとか、段間の結合コンデンサを変えたりと、いろいろいじる予定……だったのですが、実はちょっと怯み始めています。なんといってもタムラのトランスの重いこと! 以前と違って気楽にひっくり返していじるわけにはいかなくなってしまいました。
このアンプは実験的なもう1台と違って、オーソドックスな手法でなるべく妥協せずに音質追求するはずだったのに、重さに負けて妥協してしまいそう。慣れない高級品に手を出すと(オークションで半額で買ったものとは言え)、意外なところに落とし穴があって面食らうという、間抜けの典型ですね。
天板の2ミリのアルミ板は、自分でスプレー塗装しました。前回は車のアルミホイール用というのを買ってきていきなり吹き付けたら、ペロペロ剥がれて閉口しましたが、今回はアルミの門扉などに使うものを最初に吹き付け、上からホイール用を重ねたところ、だいぶ丈夫になったようです。作業中に何度か手が滑ってドライバーがぶつかったりしても、まったく無事でした。
事前にサンドペーパーで表面を荒らしておいたのも効いたかも。次回のおもちゃいじりのときもこの手で行くつもりです。
投稿者 clad : 2006年10月25日 14:28
コメント
お早うございます。
2A3シングル、御完成おめでとう御座います。
シックなデザインで、やっぱり自作は良いですね。
回路も拝見いたしました、私の様な全盛期の回路を
やっていた人間には、なかなか目新しい所もあります。
熟成したら、音の特長の方もいろいろお教え下さい。
投稿者 artist-mi : 2006年10月28日 10:57
早速のコメントありがとうございます。
天板をとめる木ネジを黒いものにかえて、今はさらにシックな感じになりました。今度は中国製の2A3Cを装着した写真をアップしますが、外形も一回りでかい球なので堂々たるものです。
本当は12AX7の代わりに適当なGT管でも使えると見た目のバランスはいいのですが、双三極管では同等品がないので仕方ありませんね。GT管が4本も立つと一気に狭苦しくなりますし、ボリュウムをいじるたびに指先を火傷しないように注意せよ、というのもよろしくないでしょうし。まあ、トランス>2A3>12AX7と、同一直線状に並んでだんだん小さくなっているので良しとしています。
ようやく歪率も測定の目処が立ったので、おいおい調べてまた書きますね。カップリングコンデンサも5,6種類交換候補があったりします。
投稿者 CLAD : 2006年10月29日 06:52