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2007年03月31日

10EW7差動アンプを改造する:その3

途中、風邪を引いてしばらく中断したりしましたが、ようやく一応の完成をみました。

DSC00991.JPG

結局10EW7(t)はカソードフォロワにしたのですが、いくつかの目算違いが発生しました。
ちなみに回路図は、公開できるようなものはまだできていません。汚い手書きしかないので、近々作成します。

1、トータルの利得が小さかった。無帰還で8倍。
2、ダンピングファクタが予想外に大きかった。無帰還で6(ON-OFF法)。
3、サイドゲッターが全部手前を向いてしまった。少々格好悪い。

1ですが、どうやら初段の6J11の動作点設定が良くなかったようで、ここでゲインを稼げていないのです。60~70倍程度で、これなら素直に12AX7でも使った方がずっと良かった。回路も簡単になったし。
無帰還でのゲインが小さいので、NFBをどうしようかと考えながらダンピングファクタを測ってみたら、これがなんと大きいではありませんか。最初は測り間違えたかと思ったほどですが、オシロで波形を見ても、間違いはないようでした。
そこで、NFBは2.5dBに抑え、ダンピングファクタが10くらいになるように狙ってみました。結果、ゲインは6倍に減りましたが、ダンピングファクタは狙った通りに。
帰還量がわずかなので、特に位相補正も考えていません。

しかし見た目は…本当はもっとすっきり締まりのある外観になるはずでしたが…設計当初は、東芝製の10EW7を想定していたので、サイドゲッターではなかったのです。ところが9本あったのにバラツキが大きすぎ、まともな球が3本しか取れなかったので、急遽海外通販で5本購入。ラッキーにもこの中から2ペア取れたのですが、このSylvaniaの球はサイドゲッターで、しかもみんな挿したときにこちら側。いまさらソケットの取り付け方向を変える気にもならず、そのままとしています。いかにも間抜けですが、まあ、ご愛嬌ということで。

音はDFが効いてか、弾むような低音が心地よいです。定位感、音場感も良く、2A3EHのシングルアンプを脅かすというか、苦労して出来上がったせいもあって、こちらの方が良く聴こえます。ちょっと色気が足りないような気もしますが、球も全部新品だし、鳴らしこむうちに変わるかもしれません。段間のコンデンサとか、ちょっといじってみたいところもあります。
ただ、6J11の動作点は納得できないので、いずれ必ずいじります。
さらに3段アンプ化も想定しています。その場合は初段には球を使い(シャーシの都合上。穴が球2本分余るので)、12AU7や12BH7、12FQ7などの差し替えができるようにしてみたいという構想もあります。というより、これがやってみたくて3段化したい…。3種の球の特性もろくに見比べずに言っているので構想というよりまだ妄想に近いですが、やってできないものでもないでしょう。

投稿者 clad : 13:16 | コメント (0)

2007年03月22日

終幕

DSC00987.JPG

長く愉しませてくれたデンドロビュームも、ついに終わりのときを迎えつつあります。
写真のように、開いていた花弁が閉じていくのですね…。この散り際がなんとも慎ましやかというか、気に入りました。
それにしてもこれほど花が長持ちするとは知りませんでした。来年以降、きっとまた咲いてくれると期待しましょう。

投稿者 clad : 23:23 | コメント (0)

2007年03月12日

浮気の終わり(早いな…)

次回は回路の検討、とまで書いたのに、もう方針変更です。
実はその後、1624のSG耐圧が300Vしかないのを見落としていたことに気づいたのです。これでは三結で大した出力は望めません。
そもそもは差動アンプの実力を見極めるというのが目的だったはずで、それならへんに直熱管にこだわるよりもEL34あたりで手堅く作った方が間違いがありません。もちろん、2A3あたりで作ってもいいのですが、シングルと同じ球で作るのも芸がないかと思っただけです。シングルの方をトリタンの球にでも変える手もあるし(でもトランスから何から全部交換だな…およそ安くは上がらない…)。ちなみに300Bは最初から候補にはありません。私がアンチ巨人なのと理由は同じです。

で、いったん新アンプ構想は脇において、10EW7に立ち戻ったわけです。

超三結V4の帰還率を調整しようといじってみましたが、どうもよくわからないので、とりあえず普通の五結+カソフォロに変更。これはわずかな変更ですみましたが、初段の双五極管(!)6J11のSG電圧を作るところで抵抗値の計算ミスのため、75Vの設計値に対して38Vの実測になってしまいました。これでは6J11にまともな動作は望めませんが、とりあえず計算はやり直したので、はんだ鏝を暖めて修正すればいいだけのはず。

しかし、そもそも五結では正しく差動増幅回路として機能しているのだろうか、という根本的な疑問が、今頃むくむくと頭を持ち上げてきました。この点については改造前から疑問の余地はあったのですが、やれSRPPだ超三結だというのと違って、あからさまな五結にしてしまうと、もう言い逃れができないというか、改めて気になるわけです。
素直に三極管だけの3段増幅にするなら、初段は低めのμのありふれた双三極管でいいし、回路的に無理もなければ難しくもない(普通すぎて少し物足りないが)。
まあ、この改造はいつでもやろうと思えばできるので、何か使ってみたい初段管が見つかったらやることにして(※)、当面は今の6J11を上手く動かし、どこまでの音と特性が出せるかというところに集中しましょう(と、構想だけ先走りさせがちな自分に言い聞かせる)。

※たとえば、ピンとヒーター電圧互換の管種を差し替えられるような構成でも面白い。多少のμの違いは吸収できるようなゲイン設定にすればいいでしょう。一般的なオーディオ管とコンピュータ管の比較ができないかな…などと、考え出すときりがない。でも一番楽しいのがこの構想段階ですね。

投稿者 clad : 21:00 | コメント (0)

2007年03月10日

浮気の始まり

10EW7のアンプも、だんだん問題点が明らかになってきました。というより、私自身の問題点が(…)。
アンプ全体としてのゲインが、3.9倍しかないことがわかったのです(もっと早く測っておくべきでした…)。考えるに、どうやら初段のゲインが当初の目論見よりはるかに小さいらしい。
よくよく考えると当初の目論見というのが極めていい加減で、五極管の増幅率がそのまま反映されると仮定していました。超三結と言うのは三極管で五極管に強力なNFBをかけるわけですから、ゲインは大きく減って当たり前です。
初段の超三結V4の動作原理を、やっぱりきちんと理解していないというのが結論です。

で、まじめに勉強してNFB量を調節して適当なゲインを稼げるようにするべきなのですが、ずっと同じアンプをああでもない、こうでもないといじっては悩むのにちょっと疲れてきました。
超三結をやめて、普通のカソードフォロワにすることも考えて、回路も書いてみました。しかし何だか妥協の産物そのものになってしまい、出来上がったアンプに愛着が持てそうにないので、その案は立ち消えになっています。
予備の球も買い込んだし、いずれは再チャレンジするでしょうが、当面は放置することにしました。ではアンプいじりは暫くやめるかというとさにあらず。

10EW7というのはそのTV球のしかも複合管という素性からいっても、ヒーター電圧からいっても、押しも押されもしない駄球です。なので今度は、シングルアンプの2A3ほどではないにしても、プッシュプルのアンプももっと正攻法というか、普通の球で直球勝負したくなったのです。

直球というからには直熱管で(笑)。
プッシュプルも、AB級というのはどうも昔から好きではないので、A級で行きたい。それなら差動で。まともな球で、差動回路の実力を見極めてみたい。

直熱管とは書いたものの、直熱三極管はどれも値が張ります。そこで思いつくのは直熱五極管やビーム管の三極管接続です。差動だから三結は当たり前ですが。

最初に考えたのは47でした。古典管で、うまく作れば45のような音がすると言う噂も。値段は海外通販で20ドル台、中古なら10ドル程度からあります。
ちょうどセール品があったこともあって、ほとんど注文しかかったところで、難点に気づいて危ういところでストップ。
この球、内部抵抗が高いですね。三結で2.5~3kΩほどもある(Webや書籍で見つけた実測データ)。プッシュプルでの最適負荷は2本分の内部抵抗値の2~3倍なので、10kΩから15kΩでしょう。差動出力の場合はさらにその2倍程度が望ましいということで、少なくとも20kΩ……というと、かなりトランスを選びます。4Ω端子に6Ωのスピーカー(我が家のメインシステム)をつないだとしても、1次14kΩが必要です。皆無ではないものの、選択肢が極めて限られる。
残念ながら手持ちのトランスはもう少し低めのインピーダンスのものばかり。当面、これ以上トランスを新規購入するつもりはないので、少なくとも今回は見送りになりました。

直熱多極管は案外種類がないので、巨大な送信管を除くと選択肢は本当に限られます。電池管も興味はありますが、いずれも小ぶりで今回の趣旨からは外れます。そうなると1619/1624と、2E24くらいになりますか。
2E24はプレート損失が10Wとやや小型で、特性を見てもグリッドをプラス側に振り込んで使うのが本来の使い方らしい。将来的に興味はありますが、これも今回はパス。

1619はメタル管でプレート損失15W、1624はUY(5ピン)のトッププレートですが、25Wまで定格が拡大されています。これなら不足はありません。
欠点は三結の特性がまったく不明なことですが、幸いK.ameさん(※)がWebで実測の特性データを公開されていました。これを見る限り、三結での内部抵抗は1.5kΩ程度と、まずまず。1次8kΩ程度のトランスでも何とか使えそうです。値段も、件のサイト『AES』では16ドル程度と、47よりまだ安い。もうこれで決まりです。

次は、具体的な回路の構想です。次回に続く…。

この方のサイトは凄いの一言です。トランスを自分で巻いておられます。確かにここまでやれば、どんなアンプも『自分の作った音がする』といえるでしょう。自家製トランスにもいつか挑戦してみたいけれども、いったいいつになることやら。

投稿者 clad : 12:05 | コメント (0)

2007年03月09日

咲き出したら止まらない

もう、一気に咲いてしまいました。すでに4つ目が開きかけてます。
じっくり構えて見守る必要があるのかと思ったら、またも肩透かし。

DSC00961.JPG

小さくてかわいらしい花です。しかし拍子抜けしましたな。

投稿者 clad : 21:29 | コメント (2)

2007年03月08日

開花

その時が来るとあっけないものですが、最初の一輪がついに。
DSC00954.JPG

全部で5つものつぼみがあるのですが、これが全部咲いたらさぞや壮観でしょう。
しかしさすがに蘭ともなると気を持たせるというか、一気には咲かないものなのですね(こんなことも知らなかった)。
せいぜい、開ききるのをじっくり待たせてもらいましょう。

投稿者 clad : 00:19 | コメント (0) | トラックバック

2007年03月05日

色づいて

今日は色を見せたくて、陽光のもとで写真を撮ってみました。

DSC00942.JPG

エンジに染まってきて、咲いたときの色が想像できそうです。

投稿者 clad : 00:27 | コメント (0) | トラックバック