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2007年06月30日

4chの愉悦

メインシステムでは今、SACDマルチチャンネル録音の、ショーソンの交響曲が鳴っている。
ホルンの音が奥のほうから、上下左右に3次元的に広がる。木管の音像の小ささと、音場の広さが、何の無理もなく自然に両立している。
SACDの良さは、この自然さにこそある。普通のCDで鳴らしても「オーディオ的にがんばっている」という感がぬぐえないのだが、SACDではそれ以上の音が、当たり前のように出てくる。聴き手もその音を、両スピーカーから等距離の位置で動かないなどと、必要以上に身構えることもなく、リラックスして楽しめる。

システムは、実はごく安価なものだ。

スピーカーは、メインはビクターの SX-700 を、オークションで2万円ほどで落札したもの。トールボーイ型で設置面積を取らないし、暖かい音で満足度は高い。サブは同じくビクターで SX-100 。これもオークションだ。同一シリーズで音のつながりも良好。
アンプはいずれも自作真空管。フロント2chとリア2chでそれぞれステレオのアンプを使用している。
プレーヤーはマランツの SA-8260 。高級品ではないのだが、特別な音こそしないものの、無理のない鳴り方をするので気に入っている。実はこれもオークションで買った。
アンプを除くと、トータルで8万円ほどしかかかっていない。定価では30万を超えるが、今店頭で売られているモノで同レベルの音を出そうとしたら50万でも難しいかもしれない。オーディオの退潮はそれほど著しい。

現在の課題は、AudioとVisualの共存だ。実はAV系の音はサラウンドになっていない。最近のAVシステムは、マルチchの音声をアナログで出力してくれないため、自作のアンプにつなげないのだ。両者の橋渡しをするプリアンプがあればいいのだが、なかなか良いものがない(たとえば、こんなもの。もちろん高すぎ)。そのためだけにAVアンプを買うのも大げさだし場所ふさぎだし、躊躇してしまう。
自作は難しいしねぇ。アナログ回路と単純なDACだけならともかく、サラウンドプロセッサ周りは素人の手には余る。

世の中、真空管アンプはブームだし、AVサラウンド環境との並存を望む声はきっと少なくないはず。どこか、そんなニーズを汲むメーカーは現れないだろうか。

投稿者 clad : 2007年06月30日 15:41

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