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2007年07月23日
天秤座のA型
…だからかどうかは知らないが、妙に物事のバランスを取ることにこだわるくせがある。
典型的な例が食事の取り方だ。皿の上に例えば豚の生姜焼きと、付け合せの野菜があるとする。まず、全体を何口で食べられそうか考える。6口分と見積もったら、肉と野菜を約6分の1ずつ口に運ぶ。それを6回繰り返す。
メインと付け合せは同時に口に入れるというマイルールがある。毎回、複数の食材が等しい比率で口の中で混ざり合うのをよしとする。サラダの場合も、複数の素材が均等に混ざった状態を好み、分布が偏るのを嫌う。
他のおかずやご飯にも同じことをしながら、全てが均一に減っていき、ほぼ同時に全種類食べ終わるのが理想だ。
基本的に、日本の食事のマナーに則っていると知ったのは大人になってからだ。すなわち躾にはよらず、自分の美意識に基づいて独自に考え出した食べ方だった。
この食べ方の欠点は、複数種類の料理を同時に口に含むので味が均一化してしまうのと、一口ごとにほおばる結果になりがちで、咀嚼がおろそかになり、食べる速さが速くなってしまうことだ。これは過食にもつながるので最近は、なるべくこういったこだわりは捨てるように心がけている。
服装にも変てこなこだわりがあった。一番極端だったのは下着のトランクスだ。学生から社会人にかけて、何枚持っていたかは忘れたが、全ての柄が異なっていて、一度ローテーションの順番を決めると、頑固にそれを守った。洗濯したものは順番をそろえて、一番下に重ねる。上から順番に穿いていく訳だ。どれも、厳密に同じ回数だけ穿くことになる。これも一種のバランスで、当時の美意識にマッチした。
これにも欠点はあった。同時に買ったトランクスは、ほぼ同時に傷むのだ。一斉に何枚もの擦り切れに気づくのだが、その場では捨てられない。まとめて捨てると、着替えの在庫が乏しくなってしまう。次の買い物のタイミングまでは我慢して穿き続けることになってしまうのだ。こだわりのおかげで余計なリスクを背負うことになる。
そこで最近は、もっと合理性を強く打ち出すことにした。家事の手間を少しでも軽減する方法だ。具体的には、洗濯して乾かしてあるものから穿く。たたんでしまう手間が省けるというわけである。しまうときは、必ず上に重ねる。一番手間がかからないし、穿く頻度がばらつくので一斉に傷むということもない。リスク対策としても有効なわけだ。
こういった、どう考えても他人にはどうでもいい、つまらないこだわりは、独身時代ならいざ知らず、家族を持った場合には余計な軋轢を生む原因となる。その問題に対する自分なりの回答が、たとえばトランクスの新しい穿き方のような、美意識を捨てて合理性を優先する道を選ぶことなのだ。これはこれで極端に見えるかもしれないが、わずかな違いにもこだわってより良いほうを選びたいのが天秤座の性かもしれない。
しかし、バランスが崩れると、極端に振れるのも天秤だ。これも思い当たる節がある。ここでも迷惑を被るのは一番身近にいる家族。天秤が極端に振れないように、バランスにもこだわり過ぎないように、バランスを取るよう心しなくては…あれ?
投稿者 clad : 2007年07月23日 23:54