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2007年07月29日
負けた原因と勝てなかった原因
アジアカップは、オシム監督にとっては貴重な練習の機会だったということらしい。
期間中も連日ハードな練習が続いたという。勝つ気だったら、選手には休養を取らせたはず。
次のワールドカップに明確に照準を定め、日ごろ代表としての練習機会の不足を嘆いているオシム監督らしい考え方だ。
それだけに、日程が進むに連れて選手の疲労もたまっていったのは観ていてわかった。サウジアラビアとの試合では疲労もピークだったように見えた。
対韓国戦では、移動のトラブルで練習が思うようにできなかったせいか、返って選手の動きは軽かったようだ。しかしさすがに韓国の守りは堅く、次第に日本の選手も疲れて、決定的な場面はなかなか拝めなかった。
オシム的には、負けた原因は「PK戦に勝てなかったから」であり、それ以上でもそれ以下でもないのだろう。PK戦に勝てなかった原因は、まだ追究する段階ではない。
むしろ120分間、もっと言えば90分間で勝てなかった原因にこそ興味があり、それを改善するために選手選考を見直すらしい。とても理に適っているように思う。
日本のマスコミは、オシムをクビにしたくて仕方がないらしい。まあ、そうやって「サッカー会が揉めている」という雰囲気を煽って、一般人の興味を引かないと部数が伸びないのかもしれないが(サッカーフリークはスポーツ新聞も夕刊フジも日刊ゲンダイも買わないから)。
個人的には、ワールドカップのせめて予選まではオシムに続けてもらいたい。今の日本代表は発展途上にあると感じられるから。未来があるように思われるから。ジーコ時代との一番大きな違いはその辺だろう。
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再測定…8B8ロフティン・ホワイト
前回の測定の際に、ダミー抵抗に容量負荷をパラるのを忘れていたので、0.12uをパラって方形波の応答を見た。
最初は無帰還。普通に波打っている。
こんなものでしょう。前回の330pでは補正しきれなかった。逆に1000pとか入れると波形が鈍る。
これだけで音はそうは変わらないのだが。
回路図も修正済み。
2007年07月24日
エピソード追加
昨日の書き込みの後、さらにいくつかエピソードを思い出したので書いてみる。
子供の頃、マーブルチョコを食べるときは、必ず各色一個ずつを一セットで食べた。何色入りだったか忘れたが、5色入りなら5個ずつ食べる。
暇なときは、まず全部の個数を色別に数えた。大抵揃っておらず、多い色と少ない色がある。少ない色の数に全部が揃うように、半端なものだけ先に食べると、満足して入れ物に戻し、改めて各色一個ずつ食べるのだった。
もし欠けていたり、色が薄いものが混じっていたら、まずそれを食べる。残ったもので、色別の数を揃えて、それから各色一個ずつ食べていく。
マーブルチョコならまだいいが、もっとボリュームのあるもの、たとえば人形焼では結構な苦労を味わう。人形焼は数種類の外観が存在する。これを一個ずつ順番に食べていくのだが、4種類あれば必ず4の倍数だけ食べることになるのだ。
それでも美意識を重んじるので、このマイルールはめったに破らなかった。
握り寿司を買って食べるとき、これは今でもやるのだが、まず魚系と介系の数を数える。鉄火巻きをカウントすると、大体ほぼ同数になることが多いので、必ず魚系と介系を一個ずつ交互に食べる。同一のネタが複数個あるときは、最初のほうと最後のほうに振り分けて食べる。
洗濯物を小物干しに干すときは、前後左右の重量バランスが取れるように干していく。バランスが崩れて傾いたりすると、洗濯物の間隔が狭くなり、乾きが悪くなるからだ。もちろん美しくもない。
干し方の基本としては、バスタオルなどの重いものを中央付近に干し、靴下などは周辺部に、なるべくシンメトリカルに干していく。
子供のころはもっといろんなルールを身の回りに作っていたが、どんどん廃止してしまった。結婚し、子供を持つと、そうそう細かいことにはこだわっていられなくなる。やがて子供にも手がかからなくなれば、余裕もできるだろうが、こだわりのルールの数々が復活することはないだろう。
人生における時間の貴重さに、気づいてしまった今となっては。
2007年07月23日
天秤座のA型
…だからかどうかは知らないが、妙に物事のバランスを取ることにこだわるくせがある。
典型的な例が食事の取り方だ。皿の上に例えば豚の生姜焼きと、付け合せの野菜があるとする。まず、全体を何口で食べられそうか考える。6口分と見積もったら、肉と野菜を約6分の1ずつ口に運ぶ。それを6回繰り返す。
メインと付け合せは同時に口に入れるというマイルールがある。毎回、複数の食材が等しい比率で口の中で混ざり合うのをよしとする。サラダの場合も、複数の素材が均等に混ざった状態を好み、分布が偏るのを嫌う。
他のおかずやご飯にも同じことをしながら、全てが均一に減っていき、ほぼ同時に全種類食べ終わるのが理想だ。
基本的に、日本の食事のマナーに則っていると知ったのは大人になってからだ。すなわち躾にはよらず、自分の美意識に基づいて独自に考え出した食べ方だった。
この食べ方の欠点は、複数種類の料理を同時に口に含むので味が均一化してしまうのと、一口ごとにほおばる結果になりがちで、咀嚼がおろそかになり、食べる速さが速くなってしまうことだ。これは過食にもつながるので最近は、なるべくこういったこだわりは捨てるように心がけている。
服装にも変てこなこだわりがあった。一番極端だったのは下着のトランクスだ。学生から社会人にかけて、何枚持っていたかは忘れたが、全ての柄が異なっていて、一度ローテーションの順番を決めると、頑固にそれを守った。洗濯したものは順番をそろえて、一番下に重ねる。上から順番に穿いていく訳だ。どれも、厳密に同じ回数だけ穿くことになる。これも一種のバランスで、当時の美意識にマッチした。
これにも欠点はあった。同時に買ったトランクスは、ほぼ同時に傷むのだ。一斉に何枚もの擦り切れに気づくのだが、その場では捨てられない。まとめて捨てると、着替えの在庫が乏しくなってしまう。次の買い物のタイミングまでは我慢して穿き続けることになってしまうのだ。こだわりのおかげで余計なリスクを背負うことになる。
そこで最近は、もっと合理性を強く打ち出すことにした。家事の手間を少しでも軽減する方法だ。具体的には、洗濯して乾かしてあるものから穿く。たたんでしまう手間が省けるというわけである。しまうときは、必ず上に重ねる。一番手間がかからないし、穿く頻度がばらつくので一斉に傷むということもない。リスク対策としても有効なわけだ。
こういった、どう考えても他人にはどうでもいい、つまらないこだわりは、独身時代ならいざ知らず、家族を持った場合には余計な軋轢を生む原因となる。その問題に対する自分なりの回答が、たとえばトランクスの新しい穿き方のような、美意識を捨てて合理性を優先する道を選ぶことなのだ。これはこれで極端に見えるかもしれないが、わずかな違いにもこだわってより良いほうを選びたいのが天秤座の性かもしれない。
しかし、バランスが崩れると、極端に振れるのも天秤だ。これも思い当たる節がある。ここでも迷惑を被るのは一番身近にいる家族。天秤が極端に振れないように、バランスにもこだわり過ぎないように、バランスを取るよう心しなくては…あれ?
2007年07月22日
自作アンプの音質に関する備忘録
長女は林間学校で不在、妻はお出かけで、一日長男とともに過ごした。いろいろと遊びにつき合わされながら、合間に3台の自作アンプを聞き比べたので、その感想を備忘録代わりにまとめておく。
ほとんど個人的なメモみたいな内容なので、以下を読まれる方はその旨ご了承ください。
主力の2A3C/EHシングルアンプ…奥行き方向に音場が広がる。シングルなので低音はどうしても控えめ。2A3Cを挿すと、モダン楽器、特に中低音域の楽器には独特の艶っぽい音が魅力的。その分、高音楽器はともすればうるさくなる(ソースの録音次第)。バロックヴァイオリンやトランペットは少々辛いものがある。EHを挿すと艶が消え、普通のバランスに近くなる。低域の欠点はそのままに最大の美質が失われるので、奥行きがあるだけの根暗サウンドになってしまい、やや物足りない。
サラウンド専用だった10EW7差動アンプ…一言で言えば端正。2A3Cと比較して何かが足りないと感じていたが、足りないのではなくてむしろこちらが本来は過不足ないのだろう。ダンピングファクタが10というのはクラシックには好適なはずの値だが、個人的な好みからするともう少し緩くても量感があったほうがいいようだ。主力に据えるにはもう一段のプラスアルファ的な魅力がほしい。とはいえ駄球ばかりで構成し、部品も一般品のみ使用、その割に健闘しているというべきか。球もトランスも定格いっぱいの動作で、かなり熱くなるので動作点は見直すべき。
自室用のつもりの8B8ロフティン・ホワイトアンプ…2A3と反対に音が手前に出てくる。音像の輪郭もくっきり。小型の外観に似合わず元気に鳴る。こちらもうっとりと聴き惚れるというタイプの鳴り方ではないが、高音がでしゃばらないせいか、2A3よりもバランスよくフラットな感じ。要所にカーボン抵抗を使っているが、思ったほど中域が厚くならないのは、すっきり系のコンデンサと相殺されているのかも。
三つ子の魂
いきなり恥をさらすが、泳げない。
理由はわかっている。というか、今朝突然わかった。ご幼少のみぎり(笑)のトラウマだ。
当時、2歳か3歳だったと思う。風呂場でなぜか後ろ向きに転倒した。そこにちょうど浴槽があり、後頭部からまっ逆さまに落ちた。
どこか打ったかもしれないが、よく覚えていない。唯一、確実に覚えているのは恐怖。生まれてはじめて、生命の危険を感じたのは間違いない。
必死で這い出して、息をついていると、母親がのんびりした声で「どうしたの?」そのとき、自分の命は自分で守るしかないという思いとともに、子供の安否を確認する様子に切迫感が感じられず、はじめて母に強い怒りを覚えた…というのは、後付の記憶の可能性も有る。
泳ごうとすると、どうしても全身に力が入ってしまい、うまく前に進めないまま疲れてしまう。わずかでも口や鼻に水が入るともうパニック状態。これでは泳げるはずもない。
この状態を教育ママが看過するはずもなく、小学生時代にはスイミングスクールにも通わされ、毎回死ぬ思いを追体験させられた。6年生で50メートル程度まで泳げるようになったものの、それがピークだった。それも体力で無理やり乗り切っていたようなもので、泳ぎきった後はたった50メートルなのに青息吐息。ちなみにこれはスピードが出るクロールでの記録だ。長距離に向くはずの平泳ぎでは、前に進まずに疲れるばかりで、時間がかかる分だけ体力の消耗が激しく、50メートルも泳げることはまれだった。
なぜそこまで全身コチコチになるのか理解できなかったが、今朝寝床で半覚醒状態でいるときに突然、上記の記憶に思い当たった。
ろくに泳げないのは恥ずかしい。しかし大人の水泳教室に通って空しい努力を続けるより、心理療法のほうが明らかに上達への近道だと思われる。
(しかしどうせ心理療法をするなら、もっとほかに優先順位の高いものがある…というのはここでは触れない)。
そういえば、幼児期にプールに投げ込まれたショックが尾を引いて、いまだに泳ぎに苦手意識が抜けないという話を身内から聞いた。そういう話は案外少なくないのだろうか。
人間が頭髪だけ残して全身の体毛を失ったのは、海に生きていたせいだなどというトンデモ理論があったが、こんなに簡単に水への適応性を失うことからみても、真っ赤なウソだとわかる。それとも、自在に泳げるのは一種の先祖がえりで、水に適応できないほうがより進化(退化)した人類なのかも知れない…なんてね。
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2007年07月21日
揺らぐ主力アンプの座
8B8アンプも完成状態となり、再びメインシステムに組み込んでの音出しを試みた。
前回と大きな違いはないのだが、要所にカーボン抵抗を入れてみた。ロフティン・ホワイト回路なのでコンデンサの影響も少ないが、唯一気がかりなのは初段のカソードのパスコンに一般品のソリッドタンタルを使用した点だ。ディップタイプで、見るからにリードが細いのも気になる。
現在の主力アンプたる、2A3Cシングルアンプとの比較になる。一聴して8B8は前回より音が団子にならず、ひたすら前に出てくるよりは横への広がりもでて、なかなか好ましい。
2A3に切り替えると、音はさらに広がり、奥行きもでて、響きが豊かになる。さすがにこちらは8B8のアンプ全体くらいのコストを出力トランスだけにかけているだけに、一枚上手の音がする…そう思って、試聴ディスクをモダンチェロの独奏からバロックアンサンブルに入れ替えた…すると、ちょっと印象が変わった。
2A3では、余分な響きが乗るというか、バロックヴァイオリンやトランペットが派手気味で、ところどころややうるさく感じられるのだ。8B8の方ではそんなことはなく、比較すると地味にも思えるが、ティンパニの輪郭などはむしろ明確だし、色付けが少ないというのはこういうことかと思わせる。
2A3でモダン楽器を鳴らすと響きが美しく、とても魅力的に思えるのだが、バロックはどうもいけない。今までも何度もかけていたディスクで、てっきりソフト側の問題かと思っていたのだが、どうやらアンプの問題だったようだ。それが今回の試聴で判明してしまった。
低域側も弱い…というより、少々緩めなのはわかっていたが、バランス的に派手な中高域に負けている。
モダンチェロの無伴奏のディスクがお気に入りで、一時そればかり聴いていた時期があったのだが、結果的にそれで音をチューニングしたような形になっていたのかもしれない。問題点があぶりだされたので、改善の方向性も決まったわけだが、新人の改善点を探るつもりが、主力の粗が見えるとは予想外だった。
およそ原因の見当はついてはいるのだが。おそらく、以前から気になっていたコンデンサ関係である。信号ループから電解を完全排除して、フィルムコンだけで構成しているので、それらの色がつきやすいのはわかっていたはずだったのだ。OSコンも使っているし。
このままチェロ専門のアンプにする…には場所を取りすぎるので、やはり手を入れるしかない。
一方、8B8ロフティン・ホワイト型“Ragna-6”は上々の結果となった。この素直さを、2A3Cシングルに取り込めるかどうかが腕の見せ所になりそうだ。
そうそう、最近はSACDマルチチャンネルのサラウンド専用になっている10EW7差動アンプも、もう一回比較試聴してみないと。
2007年07月20日
調整…8B8ロフティン・ホワイト
低周波発振器をオークションでゲットして、測定と調整を行った。まずは周波数特性から。
シングルアンプの割には広帯域なのではないかと思う。続いて歪率。
出力1Wまで5%以下で、そこから急上昇するので、まあ定格出力1Wというところ。6BM8シングルアンプとしては妥当な線だろう。
方形波を入れて、負帰還の位相合わせも行った。
抵抗だけのときの10kHzの方形波の様子。わずかにオーバーシュートしているが、直結回路だけに位相の回りは小さく、このままでも良いくらい。
負帰還抵抗に330pをパラった。
修正した回路図を掲載する。初段の入力は、artist-miさんのご助言に従っている。残留ノイズは55uV、こんな古典回路のシングルアンプとしてはいい値ではないか。出力管のカソードを信号ループから外しているので電源のリップルが乗りやすいはずだが、リップル対策はこれだけやれば十分ということだ。
ダンピングファクタは5.5。
写真満載ついでに、もう一丁。穴倉に設置した状態がこちら。
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2007年07月17日
昨夜の夢と挫折の想い出について
営業担当者として重要な会議に出ているところから、その夢の記憶はある。
会議の休憩時間か終了後かに、唐突に誘拐され、タイのような水上都市に連れて来られてしまうのだ。その展開の強引なところがいかにも夢らしい。
その都市はベトナムで、誘拐犯はベトナム人だと確信したのは、寝る前に観たアジアカップのベトナム戦が影響したのだろう。とにかくアジトに連れ込まれたのだが、なぜか誘拐犯は妙に優しいのだった。
やがて、ボスらしき日本人が現れ、驚くべきことを語り出す。今回の一件は誘拐事件ではなく、なんと会社の研修だというのだ。
厳しい環境でのサバイバル訓練とともに、現地のスタッフ(件の誘拐犯のことだ)と協力して市場を開拓することが、その研修の中身だという。
研修というより単なる赴任というべき内容だし、そもそも何の説明もなしに参加を強制するようなむちゃくちゃな研修なんて、いくら何でも現実離れしている。が、そのときは日本人の嬉しそうな様子に気を取られて、そこに気が回らないでいた。彼は前任者で、自分と入れ替わりに帰国するのだった。
そこで記憶がふっと途絶える。夢から覚めたようだ。
今の部署に異動してくる前は、現実に2年半ほど営業担当者として働いていた。不眠症になることもできないほど寝不足が続き、落ち込むヒマもないほど余裕のない日々が、文字通り飛ぶように過ぎていった時期だった。
その前の部署で、すでにエンジニアというより企画マンのようなことをしていて、技術から離れていたとはいえ、自分としては不本意なキャリアだ。自分に可能な唯一の手法として、コツコツと積み上げる道を選んだものの、十分に認められることはなかった。同僚や後輩には一目置かれたものの、派手にぶち上げて他人を巻き込むような連中ほどには評価されることはなかったのだ。
やはり自分は営業に向いていないと確信し、今の職場への異動の話を自分で探してまとめ、営業現場に別れを告げてから、はや2年。
昨夜の夢のように、多少無理やりにでも営業センスを叩き込まれれば、ものになったのだろうか。あるいはそうかもしれない。
しかし「数字を上げる」ということに、ついに喜びを見出せないままだった2年半、それが長く続いたところで、モチベーションを高めることができたとはどうしても思えない。
あのつらい時期のことを思えば、多少のことは乗り越えられる。そういう自分を励ます意味の夢だったと捉えようと思う。2年間のリカバリー期間を経て、何か新たな挑戦でも、してみる頃合なのかもしれない。
2007年07月16日
復活のラグナァ
もう、思わせぶりなタイトルをつけるのが趣味のようになっている。
この穴倉のような自分専用のスペースに、まともなPCを設置するのが懸案になっていた。これまで使っていたThinkPad 390E(買った時点で中古だった)は、PentiumII 300MHzと、最新のPCに一桁以上性能が劣る。98年製だからまさに前世紀の遺物。Windows 2000を終了するのも待ちきれないほど時間がかかる。Windows Updateはさらに大変で、更新ファイルをサーチするだけで10分以上も待たされる。こんなにローカルのCPUに負荷がかかる操作だったとは、このマシンを使ってみてはじめて知った。
さすがにやってられないので、買い替えを検討していた。
スペースの関係でノートPCを考えていたが、中古でもまともな性能のものは10万くらいはかかる。ずっと自作でやってきた者としては、結構抵抗のある金額である。部品にしてもソフトにしても、払ってもせいぜい2~3万で買えるものばかりで組み上げるからだ。
一方で、先日マザーボードが逝ってしまったメインPCを廃棄しようとしていた。自作PCの廃棄は、ここに手数料を振り込んだ上でゆうパックで発送する必要がある。面倒で先延ばしにしているうちに、再利用を思いついてしまった。
結局、マザーボードが道連れにしたのは電源ユニットだけだった。1万円以上した静音電源だからそれでも痛いが、マザーボードと電源は予備がある。ディスプレイさえ用意すれば、実はもう一台組めるのだった。
一昨日製作し、穴倉に設置。Naxos Music Libraryで曲(デュパルクのヴァイオリンソナタのチェロバージョン)を再生し、ほぼ完成したアンプで鳴らしているところが上の写真である。
とにかくジャンクで固めたようなPCだ。CPUとHDDは破壊したと思い込んでいたものである。メモリーとDVDドライブは買い直したDELLに入っていたものを抜いて再利用。マザーボードは、以前ソフマップの中古部品買取窓口で、パターンに傷があるとして買取を断られた代物(動作上は問題ない)。ディスプレイはまさにジャンクの15インチ。ケースは、いったんは廃棄しようと思って梱包しかけた(NECが以前サーバー用に使っていたほど、モノとしては頑丈かつシンプルでなかなか良い)。思えば電源ユニットも、秋葉の中古部品屋でジャンクとしてただ同然で買ったものだ。ここまで徹底すると、いっそ清々しい(笑)。
今回は自分専用のマシンなので、信頼性にさほど気を使う必要はない。クラッシュを恐れず、静音化もトライした。といっても金をかけないのが今回のテーマ(?)なので、HDDをアルミの箱に封印したのと、ファンの回転数を下げたことくらいである。ジャンクな電源のファンが、劣化のせいかチリチリと音がして気になるが、もともとがジャンクなのだから、いずれまともなものに買い直してもいい。
マザーボードが実は特殊なもので、サウンドの出力回路に真空管を使用している変り種だ。これにASIOを効かせて、自作真空管アンプを通し、手作りスピーカーから鳴らす(実はエンクロージャは組みあがったものを買ったので、“自作スピーカー”と称するのは無理がある)。
場所は自分専用の穴倉。“穴倉”のアナグラムで「ラグナァ」と呼ぼうかと思っている(“ァ”がチャームポイント)。
2007年07月12日
アンプビルダー
オーディオを自作する人には、技術者である以外に、芸術家めいた一面がある。
スピーカー製作者は特にそうだが、アンプビルダーについても同様のことは言えるだろう。
性能が出ていることは必要だが、それだけではない要素も多かれ少なかれある。音の良し悪しは、特性の良し悪しとは必ずしもイコールではないし、特性が良ければよいほど音も良い、なんてことは全然ない。しかし、やはり特性が悪いものは、いくらがんばっても大した音にはならない。良い特性は良い音の必要条件だ。
ピアニストのビルトゥオジティと音楽性の関係にも似ている。どんなに音楽性に恵まれていても、ド下手ではプロとは呼べない。
尤も、いくら指が回ってもそれだけではダメだ。そう言えばシュタットフェルトよ…あの落ち着かないモーツァルトは何だったのだ? もしかしてゴールドベルク変奏曲だけの一発屋だったのか?(7月1日狛江エコルマ)。
どんな優れたピアニストでも、ピアノが限界を超えてひどければ、良い音楽を演奏することは叶わない。フェルツマンが都内某ホールで行ったリサイタルのように。アンプビルダーもまた、どんな名人でも、まともな測定器がなければ、ある程度以上に性能を追い込むことはできない。
私はもちろん名人でもなんでもないが、良い測定器があってはじめてまともなアンプが出来る、というのは名人と変わらない。さらに「まともなアンプ」から「良いアンプ」に仕上げられれば名人に近づいたことになるだろう。プロとしての技巧を備えた演奏家が、さらに音楽性を要求されるのと同じように。
さまざまな素材を自由に使いこなして、それぞれの特徴を活かしたモノが常時作れるようになれば名人だろうが、その域は遠い。
まあ、遠いのは望むところである。そうすぐに到達できるような底の浅い世界だったら、すぐに飽きてしまう。それより、行き着く先がそう簡単に見えないくらいのほうが、末永く楽しめて良い。
まだまだ残りの人生は長い。私はおめでたいので、長生きするつもりなのだ。
2007年07月10日
根本がなってない
せっかくいい(よさげな)アンプが出来たので、ばっちり特性を図ってやろうと意気込んでみたものの、どうも様子がおかしい。周波数特性はまずますだったが、歪率がよろしくないのだ。
導入後、ようやくまともに稼動した歪率計を最初に疑った。しかし、いまひとつ納得がいかない。
もしやと思い、低周波発振器の信号を直接に歪率計で見ると、これがよろしくない。どうやら、信号源自体がひずんでいたようだ。
念のためオシロで波形を見てみた。さすがに見てわかるくらい歪んでいるわけはない…そう思いながら、何気に発振器のスイッチを正弦波から矩形波に変えてみた。すると…オシロの管面には、とても矩形とは呼べない、サメの背びれのような波形が並んでいた。
これはアカン。高周波でのリンギングを見るどころではない。
信号源がきれいで歪のない波形でなければ、歪率なんて何を計っているんだかわからなくなる。おおもとの、根っこの部分がダメなのだ。
自分で修理しようかとも思ったが、この発振器は上限が200kHzまでしか出ないなど、もともとスペックにも不満はあったので、思い切って新調することにした。といっても新品は高くて買えないから、オークションで出物を待ってみるつもりだ。
2007年07月08日
完成…8B8ロフティン・ホワイト
昨日行った特性の測定と、負帰還を含む調整により、いったん完成というレベルに漕ぎ着けることができた。回路図もできたので掲載する。
型番は8B8だが、完成は2007年7月7日と7並び、実にめでたいアンプである(笑)。
先ほどから今のメインシステムにつないで鳴らしているが、なかなかいい感じに仕上がっている。2A3Cのアンプが雰囲気を良く出すのと比べて、こちらは積極的に音を前に出してくる。音の隈取がはっきりして実在感がある……これは妻と共通の感想。
特性がまた良くて、残留ノイズはLchが0.15mV、Rchは実に0.08mVとなった。一応ミリボルで計っているので、未校正の機器とはいえ、そう派手に間違ってはいないであろう。
シングルアンプでここまでの値が出るとは思わなかったので少々驚いた。なにしろ出力管のカソード・バイパスコンデンサも省略し、カソードと出力トランスの手前をコンデンサでつないだ形式で、これはB電源のリップルがハムとして出易いようなのだが、にも拘らずこの値であった。徹底したリップル除去の効果だろう。
負帰還量は6dBで、ダンピングファクタは5.5(ON/OFF法)を得た。
周波数特性と歪率も測定した。がんばってグラフ化して掲載しようと思う。
これは一応、自信作といっておく。部品代は1万5千円程度。これなら本当にエレキットに対抗できそうな気がする。見た目はともかく、音では負けまい。
2007年07月06日
くせ毛
雨の日は髪が言うことをきかないから、といってインタビューをキャンセルしたピアニストがいたが、彼女は梅雨時の日本に住めないのは間違いない。
子供の頃はそうでもなかったのに、成長とともに次第に天然パーマが顕著になってきて、今や通常の隠蔽工作はいずれも虚しい結果に終わる。ちなみに父親からの遺伝である。
最近になって、無理に隠さずに個性として受け入れようと考えはじめているのだが、日によってはね具合が異なり、その変化に柔軟に対応できる髪型が見つかっていないのだ。
ストレートパーマという考えも浮かんだりするが、わざわざ人工的にまっすぐにするというのも不自然に思われて、踏み切る気になれない。
このあたり、ドグマチックな考えに支配されて悩むのが好きな自分の性格が良く出ている気がする。それでストレスがたまりすぎると極端に走るんだよね。これがブレイクスルーになる場合もあるが、時にはすべてをブレイク(破壊)して終わることもあったりする。
ま、それはともかく、髪である。
はねる場所が、頭頂部であったならばいわゆる「アホ毛」だから、主人公の証として受け入れることもできなくはない。しかし現実にはこめかみの脇だから、自分を納得させるには別の理由が必要なわけだ。
「雨の日は外に出たくないのよね~」などといいながら、日がな一日だらだらと家で過ごせるご身分であれば、何の問題もないのであろうが(本当か??)。
どんな理想にせよ、すべからく理想というものは現実からは如何に遠いものであることよ。
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2007年07月05日
百花繚乱
もちろん、「百花」も「繚乱」も言いすぎである。
ただ、これは週末に撮影して上げ忘れていた画像。現状はユリのつぼみも全て開花し、マリーゴールドももっと大変なことになっている。
…一応、生存報告がてら投稿してみた。浮ついた躁状態の後、憂鬱のどん底に沈降することなく済んだ。
今週は仕事のほうがブレスト集中ウィークで、疲れまくっていたのである。一日に5件はあんまりだ~。
2007年07月02日
レスキュー部隊(今ごろ)出動
昨晩はマンションの理事会に出席し、その前後で先日クラッシュしたHDDからデータの復活を試みた。
最初に このソフト のトライアル版で見えなくなっていたデータが見えるのを確認し、オンラインで購入。
当初は1ファイルずつ復活させる気の遠くなるような作業に困り果てていたが、途中でフォルダごと操作できることに気づき(当たり前だが、操作をミスると全て水の泡なので、特に慎重を期したのだ)作業がはかどるようになった。
それにしても「ファイル選択」⇒「復活」⇒「保存」の単純作業を何百回繰り返したことか。
とにかくここ数年分の、デジカメで撮りためた画像を一通りサルベージする。家族の想い出が失われかけていたわけで、まずは一安心だ。今度からはDVD-Rに書いておくことを誓う。
途中から急に効率的に進捗するようになったため、気が大きくなって、あきらめかけていたCDからリッピングした音楽データにも取り掛かる。一部は元のCDを売却してしまったため貴重といえば貴重だが、所詮売り飛ばすようなものだったと言えば言える。ましてやまだ手元にあるCDのデータなどHDDの肥やしに過ぎんではないかという声も聞こえそうだが、実はしばらく前に これ を導入して、CDから直接再生するよりもリッピングしてからPCで再生するほうが音が良いことに気づいてしまったのだ。で、結局は再リッピングの時間を節約した形である。
いずれはNAS(ネットワーク上に置くHDD。データサーバにするんですな)を導入してそこにデータを移すつもり。家中どこででも、PC(と質の良いDAC)さえあればCD並み~それ以上の音は聴けるようになる。
音楽のデータはさすがに重く、途中で力尽き、続きは後日ということで就寝。