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2008年02月17日
KY
最近TVなどで「KY」の連呼が聞かれる。
そんなに面白いかねぇ。若者の間で隠語が流行るのはこれに始まったことでもあるまいに。まあ、最近は携帯が普及しているから、広まるのも速いわけだ。しかし、廃れるのも速かろう。
アルファベットだけであるから、同じ表記でも違う意味の言葉が生まれやすいのだ。KYくらい圧倒的に広まれば大丈夫だが、同音異義語が多発して、今に廃れる。
そんなことより、数多あるアルファベット略語の中でも、とりたてて「KY」だけが流行ったのが気になる。空気を読むだの読まないだの、内向き過ぎて嫌だなぁ、と思っていたところ、こんな記事が目に入った。1ページ目は上記の嫌悪感と同じ問題提起だが、2ページ目にはなるほどと頷かされた。
これは経営コンサルタントが書いた、経営者向けの記事だけれども、ことは会社経営にとどまらない。
「KY」が一大ブームとなったのは、みんなが日本社会の抑圧的な雰囲気を感じているということなのだろうが、果たしてみんなこれを本当に嫌がっているのだろうか。もしかして、抑圧されることに慣れきって、抑圧を嫌う人を異端視しているのではないか。
自分で物を考えるより先に、まず検索。すると確かに、自分で考え付くよりも遥かに豊富な知識が、数秒とかからずに手に入る。それを「知の外部化」などといってもてはやすのは、実はとても危険なことなのだ。ましてや、知識を外部に頼るのみならず、自分の意見の形成さえ検索結果に頼るとは、何をかいわんや。
小学生の娘が、社会や理科の宿題で、自宅のパソコンで調べ物をするという課題が出ることがある。それを、パソコンの操作が上達したなどと喜んでいるばかりではいけない…またひとつ、現代の子育てならではの悩みが増えたようだ。
投稿者 clad : 2008年02月17日 00:16
コメント
抑圧を嫌う人を異端視しているのではなく、抑圧された社会で堂々モノ言ったりするのがKY呼ばわりされるのが日本だと思うんすけど。。。
ユビキタス社会とか言って持て囃されてる部分もありますが、この情報過多な時代には、やっぱり昔と同じ選別の知性が必要なわけで、安易に平準化を喜ぶ気にはなれません、自分にゃ。ネチズンの極右化は、実際世界各国で問題になっとるわけですからね
それはともかく、このコンサルの文章はツッコミどころ多すぎ。余程ヴァカな会社しか相手してないのか、コイツ自体こそKYなんだろう、と呆れたのは自分だけなのかなあ。。。
検索っつったって、検索ワードの複雑な組み合わせによって引き出せる情報の質は全然違う、というのが実感。Google scholarなんぞもある今、コイツはアナクロ、という気が自分にゃしますな。
投稿者 有塔・あるとう : 2008年02月17日 02:48
日経BPの記事ですから,こんなものではないでしょうか(^^; >あるとう さん
「知の外部化」って,多くが意味を履き違えているのでしょうね.すでに今時の学生の思考力低下は深刻です.
投稿者 堪えしのぶ : 2008年02月17日 15:01
>抑圧を嫌う人を異端視しているのではなく、抑圧された社会で堂々モノ言ったりするのがKY呼ばわりされるのが日本だと思うんすけど。。。
いや、ですから、抑圧された社会で堂々と物を言うのは抑圧されたまま大人しくしていないからですよね。
>検索っつったって、検索ワードの複雑な組み合わせによって引き出せる情報の質は全然違う、というのが実感。
だから、そういう情報の質を評価できる人ばかりなら何も困ることはないわけです。検索ワードの組み合わせ術には長けてくるかもしれないけれど、その結果を鵜呑みにしては困るといっているわけで。
(以下、本当はもっと検証を重ねてから書くつもりでしたが…)
大体がGoogleの検索結果だって、ロボットによる自動的なランク付けを売り物にしているくせに、実際にはかなり恣意的であることがバレてきつつあるじゃないですか。でもそんなことは一部の研究者が知っているだけで、一般人はそんなことは露ほども思っていない。せいぜい中国での出来事くらいにしか。
で、実は世論操作なんて金とか権力があれば、簡単にできる世の中になりつつあるわけです。これは世界中のメディアを意のままに動かすより遥かに簡単。しかも、一部の人間がそれに気づいて反対の主張を展開しようにも、その言論封殺もまた簡単。これは怖すぎます。
日経BPの記事なんて、確かに意識が遅れた経営者をアジるための財界の広報誌みたいなもんですが、そのレベルでもこういった危機感を持ってもらえるのは、実は大事なことなんではないかと。
投稿者 CLAD : 2008年02月17日 19:28
>堪えしのぶさん
学生の学力低下はスゴいらしいですね。いつだっけかな「骨の折れる仕事を率先してやりますか?」というアンケートに「骨折する仕事はイヤです」と書いた大学生がいた、というのには目が点。。。
とはいえ、一流大では上位層のレヴェルがむしろガンガン上がっているそうで、学内での二極分化も急速に進行中らしいですし、なんだかなあ、と言いますか。。。
>CLADさん
確かにWebコンテンツを無闇と信用すんな、というのは基本ではありますあ。おまけに検索エンジンのシステム、あるいはYahoo!トップページのニュースあたりには、かなりの作為を感じることばかりなのも仰る通りであります。
そういう意味でも、確かにこういう危機感をまずは植え付けるのは、いわば基本のキ、としても今まさに必要なことなのかもしれませんね。
投稿者 有塔・あるとう : 2008年02月18日 17:17
>一流大では上位層のレヴェルがむしろガンガン上がっている
そうなんですか? それはどういう作用が働いているんだろう。興味ありますね。
二極分化は、いわゆる格差問題というか、要は教育にどれだけ金をかけられるかが学力格差に直結してしまい、格差の固定化につながるのが嫌ですね。これもまた社会の活力をそぐ。
投稿者 CLAD : 2008年02月18日 23:19
そういえば、夕食時に長男が母親に向かって
「KY! 空気読めないの?」などと申しておりました。
テレビのニュースで覚えたんだろうけど、5歳じゃ早すぎ…。
投稿者 CLAD : 2008年02月19日 00:05
ま、これは学会で東大・京大に早慶の教授たちに話聞いたかぎり、の話すが、昔の無気力な連中とは明らかに違い、向学心もムチャあるトンデモが多いそうで、当然ガンガン伸びるんだそうです、最上位層は。
ただしたとえば同じ東大でも、なんだこれヴァカすぎ、という学生も増えているのは事実だそうで、このレヴェルの大学でもそれなら二極分化は更に複雑な段階に達したな、という気がしました。。。
投稿者 有塔・あるとう : 2008年02月19日 00:07
向学心がムチャあって,かつトンデモなんですか(^^;
なんかコワイですね.
要は「お勉強」だけムチャできるだけでないとよいのですが.
応用ともいえないくらいの,融通性欠如の若者が出現している今日この頃・・・・
投稿者 堪えしのぶ : 2008年02月19日 16:06
いやいや、ところが「お勉強」は中程度だけど、興味ある分野にとことんツッコミ、かつ関係ある異分野にも意欲的な学生がミョーに増えているんだそうで。
ただし、同時に「お勉強」だけできた奴がだんだんと底辺に行く傾向も顕著なんだそうですが(爆)。
投稿者 有塔・あるとう : 2008年02月20日 01:03