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2008年03月13日
8B8LW小型アンプ改造記・測定など
なかなかまとまった時間がとれず、体調も優れず、花粉症にも文字通り泣かされ、家庭の事情もあり、せっかく作った(改造した)アンプの特性が測れなかった。
ようやく時間が取れて、測定してみると、妙に歪率が高い。
よく考えてみると、今回は出力管の動作点を変え、出力トランスの1次インピーダンスを5kΩから7kΩに変えたつもりだったのに、その部分の配線しなおしを忘れていたのだった。
実は改造前より微妙に悪くなっている気もするが、まあ誤差範囲(^^;。むしろ、今まではどんなにがんばっても出力2W出なかったのが、今回出るようになったのがちょっとうれしい。
こちらも、高域は改造前より早めに落ち始めている(-_-;。ただ、0.5Wでも0.1Wと変わらないし、60kHzで-3dB以内だから、こんな超古典的シングル増幅回路では立派なものかもしれない(本当のところは、どうだろう?)。
ちなみに、ダンピングファクタは4.5。改造前は5.5だった(NFBはともに6dB)。
残留雑音は0.15mVだが、これは測定状態で大きく変化するので参考値。十分に低いのは確かだと思う。
回路図(PDF) も修正した。
本来はシンプルさが身上のロフティン=ホワイト回路に、定電圧やら定電流やらの半導体を使った回路がゴテゴテとついているような感じもする。
定電圧回路は、球がヒートアップするまでの間に過大な電圧がかかるのを防ぐのが目的で、傍熱型の整流管を使えば事足りる(タイマー回路をつけたのでは、ゴテゴテするのは同じだろう)。定電流回路は、LM317などのレギュレータICを使えばずっとシンプルにできる(少なくとも、見た目は)。
ただ個人的な趣味の問題で、球を主役に、石を脇役に使うのが好きで、しかもできればディスクリートで組みたいほうなので、こんな回路に相成ったというわけだ。
やっと人様に見せてもいいくらいの、それなりに自信の持てるアンプができたように思う。「8B8なんて球、聞いたことがない」と思われるかもしれないが、正体はあの6BM8のヒーター電圧違い。6BM8ファミリーの中では価格が安いのが取り柄だ。もちろんより入手性の良い6BM8が挿せるように変更するのは造作もない。切り替えスイッチをつけようかと思っているくらいだ。
さて、ご感想はいかがでしょうか。音はブログではお聞かせ出来ませんが、小音量ならなかなかの鳴りっぷりです。小型なので、近場なら持参いたしますよ。
投稿者 clad : 2008年03月13日 17:12
コメント
書き忘れていたが、歪率が100Hz~10kHzでよくそろっている(miさんにほめていただいた)のは、おそらく定電圧回路により電源のインピーダンスが下がっているためだろう。
まあ、全体に高めの歪率ではあるのだが。。。
投稿者 CLAD : 2008年04月01日 13:04
歪率が100Hz~10kHzでよくそろっているのは、単純に出力トランスのおかげです。
それについては次の本で検証データを出します。
投稿者 P : 2011年01月24日 12:09
補足。
アンプが低歪みだと出力トランスの特性が出るのですが、出力トランスの固有歪みは、100Hz>>1kHz>10kHzなので必ず同じにはなりません。
アンプの歪が多いと出力トランスの差がマスクされるのでみんな同じになるんです。
つまり、3つの値が同じだったらアンプの歪よりも出力トランスの歪が少なく、異なっていたらアンプの歪よりも出力トランスの歪が多い、というだけのことです。
投稿者 P : 2011年01月24日 12:15
ありがとうございます。次の御著書も楽しみにしております。
投稿者 CLAD : 2011年01月24日 12:32