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2008年09月06日
CO2という政治的な物質
世の中、CO2の排出というと、まるで悪魔の所業の如く嫌われておりますが(ちょっと大げさ)、世論の空気を敢えて読まない私としては、「地球温暖化」論にも大いに疑いの目を向けています。
地球温暖化対策の実像/ロンドンからの報告「神話」か? 「真実」か?[後編]
上記の文章、結論こそ腰が引けたような曖昧なところに着地してしまっていますが、途中をよく読んでみてください。
ちょっと古いこの記事を引いたのには、わけがあります。
太陽の黒点というのは、太陽が活発に活動して電磁波(太陽風)を放出している時期に現れることがわかっています。太陽風は地球の周りにも流れていますが、これが多いと、地球に降り注ぐ宇宙線が減ることも観測されています。
宇宙線は、基本的に荷電粒子であり、地球に降り注ぐと、水蒸気を吸い寄せて雲を形成するといわれています。
つまり、太陽の黒点が減る⇒太陽風が減る⇒地球に降る宇宙線が増える⇒雲が増える⇒太陽の光線が遮られて寒冷化、という流れが予測されるのです。
太陽の活動は一定の周期で変動しており、今までは活動期だったものが、どうやら今年あたりから衰退期に入ったらしいのです。
最初の記事にある「大気中のCO2濃度は平均気温と相関があるものの、CO2の水準は気温よりも後に上がっていることを指摘している。気温がCO2濃度を上げているのであり、その逆ではない」という主張を支える説のひとつとして、この“太陽活動の周期説”があるのです。
つまり、近年の平均気温の上昇は、これまで活動期だった太陽に影響を受けたものだ、というのです。
今や日本でも国を挙げて、CO2削減を訴えていて、温暖化による地球規模の危機はまるで確たる事実のように語られています。でも、科学者の立場からは、必ずしも通説にはなっていないのです。
それではなぜ、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議論が政治的に利用されてしまうのか…諸説あるようですが、私はEUの国益(地域益?)に適うからではないかと考えています。
京都議定書でのCO2削減ノルマは、EUだけが圧倒的に楽なものでした。発展途上国にはノルマは課されていませんが、明らかに政治的なプレッシャーを与えるカードとして使われているようです。
BRICなどの途上国の急激な成長にブレーキをかけ、米国や日本にもプレッシャーを与え、少しでもEUの地位保全に有利に働く装置として、IPCCの議論が利用されているように思われるのです。見方として穿ち過ぎでしょうか?
もちろん、大量の化石エネルギーを消費する生活を享受するのはいいことだ、などと述べるつもりは全くありません。環境汚染のほかにも化石エネルギーの枯渇という問題があり、そんな状態が長続きするはずはありません。
持続可能な社会に移行することは人類の直面する最大の課題かもしれません。
しかし、それでもなお、CO2を悪玉視する論調は、まだまだ眉に唾して見つめなければなりません。
ましてや、「排出権取引」などというまやかしが堂々とまかり通るのです。これは誰かが、自分の得になるように仕組んだゲームなのではないか……疑いの眼は、閉じてはならないのです。
投稿者 clad : 2008年09月06日 10:08