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2008年09月28日
10EW7差動アンプを改造する:その3.6
結局、出力トランスを交換することになりました。
タンゴのCRD-8をネットオークションで手に入れたのです。
見た目、明らかに端子の台座の高さが違うし、生産ロットが異なるみたいなのですが、特性は見事に左右一致しておりました。
周波数特性は、見事なまでに左右で一致しています。40kHzまで-1dBですから、帯域もまずまずでしょう。
歪率も十分に良いデータです。
このトランスなら特性的には現状(出力段は無帰還)のままで良さそうです。特に音が荒れているわけでもないので、当面はこのままで使うことにします。
というわけで、一応完成です。
回路も、特に修正はないのですが、再掲します。
回路の中で、20k/1Wのボリュームがあります。これは初段のACバランスを取るために挿入したのですが、思ったほど効きませんでした。全く効かないわけではないですが、上下のユニットの特性が大きく異なる場合、調整しきれない可能性があります。
その場合、最大出力付近での波形のクリップが、上か下かどちらかが先にクリップしてきます。すなわち、最大出力の低下や歪率の悪化に繋がる可能性があります。
そういったときには6J11の2つのユニットのバラツキが少ない球を選別する必要があるかもしれません。幸い今回は、深刻なバラツキには苦しめられませんでしたが。
2008年09月26日
インフルエンザ撲滅への序章?
いつまで待っても、なかなか大手メディアで報道されないのですが…これはニュース性がないのかな? それとも、私が見落としているだけ? 何気に画期的な話だと思うんですが…。
ついに全てのインフルエンザに一生効果のある革命的な予防接種ができる
びくびくしながらタミフルを使う心配もなくなれば、まさに言うことなし。
もちろん、実用化はまだまだ先のことなので、糠喜びに終わる可能性もありますが…ぜひとも開発を成功させていただきたいものです。
投稿者 clad : 12:06 | コメント (0) | トラックバック
2008年09月25日
イカの塩辛で幸せになる
“じゃがバター”って、お好きですか?
ふかしたジャガイモにバターをのせるだけ、この上なくシンプルな食べ物ですが、女房がどこからか「本場北海道では、これにイカの塩辛をのせて食べるらしい」と聞きつけてきたのです。
試してみると、これは確かに美味! 塩辛だけでなく、バターと両方のせるとさらに良し。イカの塩辛なんて、もっと生臭くなるかと思っていたのですが、意外にも適度なアクセントとなって楽しめました。
で、調子に乗って試してみたのが“卵かけご飯のイカの塩辛のせ”。味付けのしょうゆを極力減らして、その代わりに塩辛を使ってしまおうというもの。
個人的には大ヒットでした。卵かけご飯というだけでも幸せ度はかなり高いのですが、それを5割くらいアップした感じです。
ちなみに、こんな記事がAll Aboutに出ていましたが、もちろんイカの塩辛なんて出てきませんでした。All Aboutもまだまだ甘いな。ふふふ…。
投稿者 clad : 09:08 | コメント (2) | トラックバック
2008年09月24日
CO2、および太陽黒点についての記事追加
以前のエントリーで触れた内容について、さらに突っ込んだ記事がありましたのでリンクしておきます。
タイトルは穏当ですが、内容は現在の【地球温暖化】に関する議論が如何に杜撰で、証拠不十分のまま、あたかも確定的事実のように語られているかを暴露しています。
太陽黒点の現状と、それが地球の気候に与える影響を解説した記事です。やっと日本語でも、専門家以外に向けて解説された文章が読めるようになりました。
現行のCO2削減の仕組みは、あまりにもEUに有利に出来すぎです。1990年当時の排出量からの削減を謳っているところにカラクリがあり、当時は旧東欧諸国でエネルギー効率の悪い古い設備が多数稼働していたというのがポイントです。
それらの設備は、別に地球温暖化とは無関係に、純粋に経済的な理由で更新され、自然とCO2排出量は削減できたのです。
結果として、旧西欧諸国は事実上何もせずに(CO2排出量は増えているらしいのに、問題になることは殆どありません。拡大したEUトータルで帳尻が合うから)削減目標を達成出来るわけです。
これだけでも随分身勝手な話なのに、更に“排出権取引”なる詐欺まがいの手法により、上手くすれば全く努力することもなく、お金を手に入れることさえも可能なのです。無から有を生む、まさに現代の錬金術と言えるでしょう。
これはさすがにやり過ぎで、心ある人から(例え地球温暖化を信じている人でも)批判の声が上がるのも宜なるかな、ということですね。
2008年09月10日
日本の唯一の資源は“人材”ではなかったのか?
「日本には資源がないから、人材を育てることでしか国が成り立たない」という話は、今まであちこちで聞かされてきました。
それが、実態はどうでしょうか。
亡き祖父の言葉で「親は塩を舐めてでも、子供に良い教育を与えよ」というものがありました。
そういうことをいう人は、戦後はどんどんいなくなってしまったのでしょうか。
確かに敗戦で食うや食わずになった日本人の中には、様々な知恵を働かせて生き抜いてきた人もいるでしょう。そういった知恵は、往々にして学校では教えてくれません。
それでも、良い教育よりも生き抜くための知恵を優先しても、本当にいいのでしょうか。
このような「あさましい」人たちは、日本人の中で本当に特殊な、ごく一部の存在なのでしょうか?
良い教育、とは、必ずしも“良い学歴”ではないでしょう。
学力のみあっても、“生きる力”が足りない人も困ります。
しかし少なくとも、生き馬の目を抜くことばかり考えている人が“勝ち組”となる社会は、あるべき社会とは到底思えません。
「真面目」であり「他人を思い遣る心」を持ち、より「高い教養(※)」を身に付けること。これらの価値が見直され、尊ばれることこそ、今の日本に必要なことではないでしょうか。
そういった価値観を、広く遍く日本人の間に普及させること。これこそが、公教育の最終目的だと思います。
(※「教養」:一般に、独立した人間が持っているべきと考えられる一定レベルの様々な分野にわたる知識や常識と、古典文学や芸術など質の高い文化に対する幅広い造詣が、品位や人格および、物事に対する理解力や創造力に結びついている状態を指す。…Wikipedia。「教養のある人」とは、単なる物知りではないのです。)
教養の軽視が、ひいては教育そのものの軽視につながっていると、私は思います。日本で教育がどれほど軽視されているかは、冒頭の記事に書かれた数字がものの見事に表しているといえるでしょう。
少子化もあり、世界の中の日本人は、質・量ともに下降線を辿っているのです。これこそが、日本という国自体のプレゼンスを下げている最大の要因といっていいでしょう。
今日明日を生きるために、目の前の経済問題も大切です。しかし、10年後20年後も、まだこの世に生きているつもりなら、考えるべき問題はそれだけではないのです。
2008年09月07日
10EW7差動アンプを改造する:その3.5.1(聴いてみて)
さてさて、周波数特性ではかなり困ったことになっていた「LEAF LED Manufacturing」のOPTですが、ここ数日音を聴いております。
これが、案外悪くないんですね。
高域が落ちているという印象もないし、低域の力強さもそこそこある。定位の良さや解像度の高さはそのまま、音の品位も落ちたという感じはありません。
2A3シングルアンプは、音の艶っぽい魅力では優れているものの、これと比べるといささか締りがなく、茫洋とした感じが否めません。
この差動アンプも、低域の締り感はそれほどでもないのですが、NFBをかけてDFをあげてやればもう少し違ってくるでしょう(ただしそれには、裸ゲインの低さと、OPTの高域特性がネックになります…)。
前回はトランスの特性でガッカリしたものの、考えてみればCDを中心に聴くなら20KHz以上の音域は再生されません。特性は他人に見せられない代物ですが、音はそうそう引け目を感じるようなものではなかったわけです。
ただ、換装前のトランスで測定した結果から推察するに、このアンプの回路としての素性は、もっと広帯域なはずなので、潜在力を活かしきれていないことも確かです。
やっぱり、また別のトランスに変えるのかなぁ。
電源トランスが黒なので、ノグチトランスならPMF-25Pですが、これを見てしまうと、新たに買ってまで手を出すのは二の足を踏みます。
ソフトンのRX-40-5というのもありますが、一次のインピーダンスが変わるので動作点の見直しが避けられない上、定格40Wもの品をこのアンプに使うのは役不足というか、もったいない気がします。それに、DCのアンバランスには敏感らしく、バラつきの多いTV球の使用でDCバランスも崩れがちなこのアンプに使うには、DCバランスサーボ回路が必須となってしまいそうです。サーボ回路はいずれ作りこむつもりとはいえ、最初から必須といわれると、ちと辛い。
そうなると、詳細な特性は不明ながら、やはり手持ちのサンスイの古いH15-8をつけるのが妥当な気がしてきます。ただし、この場合はシャーシにそのままでは装着できないので、多少不細工になるのを覚悟でアダプターを自作する必要があります。
往年のサンスイなら悪かろうはずもないので、方針はほぼ決まりました。
さて、折角なので記録として、まだオーディオ専科のトランスをシャーシ内に内蔵しているときの内部写真と、現時点の外観写真をアップしておくことにしましょう。
トランスを内蔵した結果、かなり中が狭苦しくなっているのがお分かりと思います。
ちなみにヒーターの配線は、アース母線に添わせる形で、最後に引き回しています。
現在の外観は、トランスのデザインも大きさもそろっていて結構いいバランスなんで、その面だけでも捨てがたいんですが…。
投稿者 clad : 22:51 | コメント (0) | トラックバック
2008年09月06日
CO2という政治的な物質
世の中、CO2の排出というと、まるで悪魔の所業の如く嫌われておりますが(ちょっと大げさ)、世論の空気を敢えて読まない私としては、「地球温暖化」論にも大いに疑いの目を向けています。
地球温暖化対策の実像/ロンドンからの報告「神話」か? 「真実」か?[後編]
上記の文章、結論こそ腰が引けたような曖昧なところに着地してしまっていますが、途中をよく読んでみてください。
ちょっと古いこの記事を引いたのには、わけがあります。
太陽の黒点というのは、太陽が活発に活動して電磁波(太陽風)を放出している時期に現れることがわかっています。太陽風は地球の周りにも流れていますが、これが多いと、地球に降り注ぐ宇宙線が減ることも観測されています。
宇宙線は、基本的に荷電粒子であり、地球に降り注ぐと、水蒸気を吸い寄せて雲を形成するといわれています。
つまり、太陽の黒点が減る⇒太陽風が減る⇒地球に降る宇宙線が増える⇒雲が増える⇒太陽の光線が遮られて寒冷化、という流れが予測されるのです。
太陽の活動は一定の周期で変動しており、今までは活動期だったものが、どうやら今年あたりから衰退期に入ったらしいのです。
最初の記事にある「大気中のCO2濃度は平均気温と相関があるものの、CO2の水準は気温よりも後に上がっていることを指摘している。気温がCO2濃度を上げているのであり、その逆ではない」という主張を支える説のひとつとして、この“太陽活動の周期説”があるのです。
つまり、近年の平均気温の上昇は、これまで活動期だった太陽に影響を受けたものだ、というのです。
今や日本でも国を挙げて、CO2削減を訴えていて、温暖化による地球規模の危機はまるで確たる事実のように語られています。でも、科学者の立場からは、必ずしも通説にはなっていないのです。
それではなぜ、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議論が政治的に利用されてしまうのか…諸説あるようですが、私はEUの国益(地域益?)に適うからではないかと考えています。
京都議定書でのCO2削減ノルマは、EUだけが圧倒的に楽なものでした。発展途上国にはノルマは課されていませんが、明らかに政治的なプレッシャーを与えるカードとして使われているようです。
BRICなどの途上国の急激な成長にブレーキをかけ、米国や日本にもプレッシャーを与え、少しでもEUの地位保全に有利に働く装置として、IPCCの議論が利用されているように思われるのです。見方として穿ち過ぎでしょうか?
もちろん、大量の化石エネルギーを消費する生活を享受するのはいいことだ、などと述べるつもりは全くありません。環境汚染のほかにも化石エネルギーの枯渇という問題があり、そんな状態が長続きするはずはありません。
持続可能な社会に移行することは人類の直面する最大の課題かもしれません。
しかし、それでもなお、CO2を悪玉視する論調は、まだまだ眉に唾して見つめなければなりません。
ましてや、「排出権取引」などというまやかしが堂々とまかり通るのです。これは誰かが、自分の得になるように仕組んだゲームなのではないか……疑いの眼は、閉じてはならないのです。
2008年09月04日
iPhone“敗戦”
やっぱりねぇ。いくら新しい物好きの日本人でも、当然の結果でしょう。
以前のエントリーにも書いたとおり、個人的には買う気は失せていたし、常識的に考えたら売れなくても何の不思議もありません。
ただ、アップル信者には声の大きい人が多いので、世の中にいろいろと喧伝されて、「流行っている」という雰囲気が醸成されやすいのですね。
ソフトバンクは騒ぐかもしれないが、それにアップルが動かされて、日本市場向けの対策を…打ってきたりは、しないだろうなぁ。
2008年09月03日
秋の声
まだ残暑が厳しい今日この頃ですが、外を少し歩くと、街路樹から秋の声が聞こえるようになっていることに気づきます。
都会の街路樹で五月蝿いほどの鳴き声を上げているのは、アオマツムシという外来種の昆虫です。正確には外来種かどうかはっきりしないのですが、19世紀から20世紀への世紀の変わり目前後に、東京都の赤坂榎木坂ではじめて見つかったというのですから、まず外来種と考えて間違いないでしょう。
この虫は繁華街の木にも大挙して住み着き、街の騒音に負けないくらいの鳴き声を張り上げるので、決して風流な存在ではありません。
日本古来の鈴虫などとは全く違います。
それでもやはり、都会のあまりにも無味乾燥な、“殺風景”ともいえるサウンドスケープに、少しでも潤いを与えてくれているのかもしれません。
アオマツムシと同様に、樹上で生活する昆虫で、秋に鳴くものといえば、カネタタキがいます。これも都市部の街路樹や庭木にいるのですが、姿も鳴き声もアオマツムシよりずっと小さく、静かなところでないとその存在に気づくことが出来ません。
アオマツムシの声の届かないところで、ひっそりと「チッチッチッチッ」と鳴いているのが、今このマンションの部屋からも聞かれます。フォーレのピアノ四重奏曲に重なるように。
昼間は暑くても、夜はだんだん過ごしやすくなってきました。今宵もまた、何か冷たいものを満たしたグラスを手に、ベランダで虫たちの声に耳を傾けることにしましょう。昼の間に心の中にできた硬いしこりを、せめていくらかでも解きほぐしてから、夜の眠りにつくために。
2008年09月01日
10EW7差動アンプを改造する:その3.5
前回のエントリーで書いた“「LEAF LED Manufacturing」さんという会社の15Wのトランス”に換装して、とりあえず周波数特性を見てみたのですが、吃驚、というかガッカリでした。
高域が10Kを超えると落ちてくるんですけど。これって余裕で可聴帯域ではないですか。
それにこの暴れ方は何でしょうか。左右で暴れの大きさが違って見えますが、これは測定ポイントとピークの位置が微妙にずれている結果こういうグラフになっているだけで、その差はほとんどありません。間違いなく、トランスの特性がそのまま出ています。
これを測定しながら気づいたことがあります。
出力管のDCバランスをモニターしながら測定したのですが、高域でディップやピークが見られるあたりでは、いきなりDCバランスが大きく乱れるのです。最初は発振しているのかと思ったほどでした。
周波数によって、トランスのインピーダンスが大きく変化するのでしょうか。巻き方が未熟なのかな?
それとも、やはり発振しているのかも。もう少し詳しく見る必要がありそうです。
とはいえ、このトランスでは2次側からの帰還もかけられそうになく、特性の向上は難しそうです。
【音さえよければすべて良し】とも言えますが、あまり期待できないような…そもそもHiFi用のトランスじゃなかったのかな?
山水の古いトランスもあるのですが、これはシャーシにそのままでは載せられず、何かアダプターのようなものを工夫する必要があります。個人的に、そこまでの時間的な余裕は当分取れそうにないので、このまま放置するか、元のオーディオ専科のトランスに戻すか、といったところです。