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2010年01月03日

【アンプ製作】気がつけば、あたりは駄球ばかりなり

明けましておめでとうございます。

このブログを始めた当初は、音楽と自作オーディオのことをメインに書きたいと思っていたのですが、気がつけば本当に気の向くままに書き散らかして来てしまいました。継続的に書くようになったのは2006年の2月からですから、そろそろ4年が経とうとしているところです。
音楽については、前回少しだけ触れましたが、個人的な鬱屈やトラウマと切っても切れない関係にあり、実はかなり腰を据えてかからないと、そうそう気楽に書けるネタばかりではないのです。
オーディオの方は、製作の記録的な意味合いで書くので気は楽ですが、製作自体にそうそう時間が取れないので、書きたくてもネタが続きません。
特に子供達のダブル受験、ダブル新入学と続いたこの数年は余裕がなく、旧作の手直しがせいぜいでした。

最初に作った銘球2A3のシングルアンプは、高級品のトランスを奢ったまでは良かったのですが、やたら重量級となってしまい、持ち上げるのも一苦労で、気軽にメンテナンスもできません。
アンプをいじること自体を楽しみたい私としては、いくら音が良かったとしても(実際良かったのですが)これは失敗作と言わざるを得ません。やむなく、一旦押し入れにしまわれることと相成りました。

現在は、リビングのメインシステムは10EW7というテレビ用の球の差動アンプと、12G-B3というこれもテレビ向けの球を使った超三結シングルアンプで、4chサラウンドを構成し、SACDや映像付きの音楽ソフトを楽しんでいます。いずれ5.1chに拡張するかもしれませんが、今のままでも満足しているので当面はいじるつもりはありません。マンションのリビングという、音の響き方という面では最良とは言い難い環境を、サラウンド再生はよく補って臨場感を出してくれています。
本来の音楽ソフト再生用に作られた球は、実に一本も使っていません。使ったのはどれも、いわゆる「銘球」に対する「駄球」と呼ばれる、無名の真空管達です。

アンプ製作部屋では8B8というこれもテレビ向けですが、一応音声増幅用の球を使ったシングルアンプで、ニアフィールドでデスクトップオーディオに設えています。これが最も一般的なオーディオ環境に近いでしょうか。スピーカーも手作りの箱に8cmのフルレンジユニットを取り付けたものです。これがサイズからは信じられないような充実した低音を鳴らしてくれています。

いずれも自作のアンプですが、まともな音で鳴ってくれています。それぞれに何らかの改善の余地はありますが、それがまたいじる楽しみにつながります。
駄球だからといって、出てくる音まで駄目なわけではないのです。
とはいえ、そろそろまた銘球を使って、メインシステム向けに「決定版」と言えるアンプを作りたくなってきました。駄球を使うのは、無名の球でも回路の工夫で楽しむという、実験的な要素が多いわけです。だからこそいじる楽しみが尽きないのですが、純粋に音楽を楽しむためのアンプも、ここらで復活させたいところです。

構想は以前から温めており部品も少しずつ集めてきて、今年こそ実行に移せるのではないかと、内心密かに期待しています。
さて、どうなりますか。

本年もよろしくお願いします。

投稿者 clad : 22:47 | コメント (2) | トラックバック