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2010年07月14日

【川柳】冷奴

直訳すれば クールガイ


…これを真に受けて、タトゥーに「冷奴」と掘り込んだアメリカ人がいたとか。
Tシャツくらいなら、良かったんですけどねぇ。

投稿者 clad : 08:21 | コメント (6) | トラックバック

2010年07月03日

【新作】といっても検討だけですが、開始。

腰痛とか、いろいろ忙しかったり(仕事も、私事も)して、半田ごてや測定器を操作するにはなかなか至りませんが、設計だけなら気分転換にもなるので、ちょっと始めました。

ただ、実際に製作する前提だと、シャーシを加工したり塗装する根性がないのが最大のネックになります。
出来合いのシャーシに部品を載せるだけ、ということになると、その時点で設計の自由度が極端に少なくなりますね。

塗装も加工も終わっているシャーシの手持ちとしては、これの構成を模したものが2つもあり、これを活用しようということになったわけです。

トランスは穴位置の関係で、ほぼ決まってしまいます。手持ちから選ぶと、TANGOのFX40かXE-45なのですが、XE-45はちょっともったいないので(貧乏性です)、FX40-10にしました。

メインに使えるように、球は沢山持っているEL34を使うことも考えたのですが、折角いい球をおごっても、大型の電源トランスを装着できないので、宝の持ち腐れになってしまいます。プレート損失の設定値を控えめに使ってもいいことはいいのですが、なんとなくもったいない(またも貧乏性)。
唯一使える大型の電源トランスがソフトンのPWT280-300ですが、これは高さが高くて、居間のラックに入れられなくなりそうなのでやめました。
手持ちの電源トランスで、載せられるのはノグチトランスのPMC-190Mか170Mになります。これだとPP出力管4本の1本あたりでは、多くても40mA供給するのがせいぜいです。
プレート電圧に300Vを加えたとしても(この時点で190Mは使えません)、球のプレート損失は12Wという計算になります。15Wにもっていくのは厳しいでしょう。

それなら、球1本あたりのプレート損失は10~12Wでいいことになります。
その条件にぴったりな球で手持ちというと、6BL7GTがありました。

この球は案外無名で廉く手に入りますが、改良されて6BX7(オーディオ用に定評ある球)になったことからも、素性が良さそうです。内部抵抗が高いのが欠点ですが、2ユニットをパラで使うことで、実質1.1kΩ程度にすることができます。これなら、FX40-10との組み合わせで、差動回路にすれば無理のない出力が得られそうです。
実際、内部抵抗が約1kのEL34を差動回路で使うには、一次インピーダンスが8~10kの出力トランスとの相性がいいという検討結果があります。

実際にロードラインを引いて動作点を検討してみました。
動作点の検討をするとき、私はパワーポイントを使います。球の特性図を画像として貼り付けた上で、ロードラインを動かして検討するのに適しているからです。

6BL7.PNG

赤っぽい2本の曲線は、プレート損失の5Wと6Wの線です。各ユニットは10Wが上限ですが、2本を同時に使うときは合計で12Wまでという制限があるためです。
2ユニットをパラで動作させますが、動作点の検討は1ユニットで行います。電流は半分、負荷抵抗は2倍とみなして検討したのが上の画像で、青緑の線は負荷8kΩ、青の線は負荷10kです。通常の差動回路では、トランスの一次インピーダンスの半分の値でロードラインを引きますが、今回は2ユニットをパラにするため、1ユニットあたりでは実際の倍の負荷になるので、そのままの値で良いわけです。
ゼロバイアスの線との交点から読み取った電流値は、10kの場合で約36mA。差動回路では、この半分の18mAを動作点とします。
ロードライン上で18mAの点を探すと、プレート電圧は290V程度(青い丸のところ)になります。このときのバイアスは-15Vくらい。
1ユニットで18mAなら、球1本で36、4本で144。PMC-170Mを使えば電流容量は余裕、電圧は290Vの巻線ではむしろ高めに出そうですが、190Mではちょっと厳しい。170Mが妥当でしょう。簡易計算で、出力は約6.5Wになります。
この動作点では、おそらく内部抵抗は1.1kよりも高いでしょうが、インピーダンスが10kより高いトランスは入手が難しいので、今回はこれで行くこととします。

出力管は6BL7で、各管2ユニットのパラ構成。出力と電源のトランスも決まってしまいました。
6BX7で同様な構成にしたアンプで、球の寄生容量が大きくて高域が早めに落ちてしまったことがあったとか。これをクロス中和という手法で改善した作例がありました。これは大いに参考にさせていただきましょう。

というわけで、最初の一歩を踏み出しました。まだ何も手を動かしてはいませんが、このあたりが一番楽しい作業です。
次はドライブ段を検討します。

投稿者 clad : 22:59 | コメント (2) | トラックバック