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<title>レントより遅く</title>
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<modified>2011-09-04T14:45:09Z</modified>
<tagline>CLADが、大好きなクラシック音楽や、真空管アンプ製作をはじめとするオーディオ、子育ての様子などのよしなしごとを徒然に、【レントより　なおゆっくりと】更新していきます。コメントもお気軽にどうぞ（コメントのスパムが多いので、やむなく承認制にしました）。
※コメントやトラックバックが本文の内容と明確に無関係と判断した場合（いわゆる“トラックバック・スパム”など）、無断で非掲載／削除とさせていただく場合があります。また、スパムがついたエントリーは一時的にトラックバック不可としています。</tagline>
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<copyright>Copyright (c) 2011, clad</copyright>
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<title>【ヘッドホンアンプ】ポータブル版をいくつも作るの巻</title>
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<modified>2011-09-04T14:45:09Z</modified>
<issued>2011-09-04T14:22:06Z</issued>
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<summary type="text/plain">この夏は、節電ブームのため、消費電力を抑えた（出力も控えめの）アンプを作る予定だ...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
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<![CDATA[<p>この夏は、節電ブームのため、消費電力を抑えた（出力も控えめの）アンプを作る予定だったのですが、全然手を付けられませんでした。<br />
というのも、ポータブル仕様のヘッドホンアンプを作ったら思いのほか好評で、クラシック音楽好きの友人二人から注文を受け、作ることになったためです。</p>

<p>仕様は<b><a href="http://ayumi.cava.jp/audio/HPAmp/node1.html" target＝"_blank">こちら</a></b>のものそのまんまで、オリジナルの工夫はほとんどありません。<br />
ただ、ユニバーサル基板に実装するので部品の配置をかなり工夫して、作例よりも一回り小型のケースに収めているのが最大の工夫ですね。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC_0135.JPG"><img alt="DSC_0135.JPG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC_0135-thumb.JPG" width="320" height="240" /></a></p>

<p>この通り、ぎっしりです。</p>]]>
<![CDATA[<p>そして外見はこんな感じ。ほぼスマートホンと同じサイズです。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC_0061.JPG"><img alt="DSC_0061.JPG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC_0061-thumb.JPG" width="320" height="240" /></a></p>

<p>お酒を入れる携帯容器、スキットルというのだそうですが、それに似ているということです。<br />
音は、やはり普通の携帯プレイヤーだと電池寿命とコスト最優先で、音は二の次三の次になっているため、これを通して聴くと全然違います。ちゃんとオーディオの音がします。</p>

<p>人にさし上げて喜んでもらえるのはうれしいのですが、小型に仕上げるため、はんだ付けの作業も細かく、作るのが少々しんどいのも事実です。老眼の身には堪えます。<br />
ですので、こちらから「作ってあげましょうか？」などと持ちかけたりはしないことにしています。</p>]]>
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<title>【真空管アンプ】UL接続と差動PPの試み</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2011/06/ulpp.html" />
<modified>2011-07-02T15:43:47Z</modified>
<issued>2011-06-26T14:09:43Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2011:/lnt/1.457</id>
<created>2011-06-26T14:09:43Z</created>
<summary type="text/plain">更新間隔があくと、何を書いていいかわからなくなってしまいますね。 もう日常の細か...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
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<![CDATA[<p>更新間隔があくと、何を書いていいかわからなくなってしまいますね。</p>

<p>もう日常の細かいことをブログに投稿するよりも、記録として残しておきたいことだけにしようと思います。</p>

<p>とはいえ震災。これは日常生活にも大きなインパクトを与えました。<br />
それはアンプ製作も同様で、電力をいたずらに消費するアンプを作っても、それで音楽を聴くことに罪悪感を覚えてしまうので、自然と低消費電力を志向することになります。</p>

<p>いよいよ本格的に暑くなって、電力の需給も心配になってきましたので、思い切って低消費電力のアンプを作りたくなってきました。<br />
しかし、今回ご紹介するのは、震災前から計画していたもので、メインアンプ用としては電力の消費を抑えつつ、出力10Wを狙ったというものです。<br />
計画はいくつもあったのですが、比較的低消費電力、ということからこのアイディアを形にしようと思い立ったのでした。</p>]]>
<![CDATA[<p>まずは回路図です。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6L6ULpp-v2.PNG"><img alt="6L6ULpp-v2.PNG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6L6ULpp-v2-thumb.PNG" width="475" height="322" /></a></p>

<p>UL接続で作動プッシュプルの出力段を組んでみました。<br />
以前からやってみたかったのですが、ちょうど手元にB電源用の巻き線が250V250mAというトランスがあったので、これを活用することを考えたら、<br />
ちょうど6L6がうってつけだったので、採用してみたというわけです。<br />
結果として、150VAのクラスの電源トランスから、片チャンネル10W強の出力を得ました。<br />
差動PPアンプとしてはなかなか効率的な動作と思います。</p>

<p>もう一点、今回はアンプの全高を低くする必要がありました。今のテレビの下のラックに押し込む都合からそうなったのですが、そのために部品点数を減らして極力シンプルな回路にし、薄型のシャーシに組み込むことを考えました。<br />
そのため、今まで全てディスクリートで組んでいた出力段の定電流回路を、レギュレータICを用いて簡単に済ませることになりました。電源回路も特別なことはせず、もちろんチョークコイルも使わず、こういう形になりました。</p>

<p>周波数特性、クロストーク、ダンピングファクタは以下の通りです。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6L6freq.png"><img alt="6L6freq.png" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6L6freq-thumb.png" width="320" height="550" /></a></p>

<p>2段差動なので高域が早目に落ち込むことが懸念されましたが、クロス中和を用いて頑張ってのばしています。<br />
ダンピングファクタが低いのは、内部抵抗の高いUL接続ですから仕方のないところでしょう。これをもっと高くするには、3段差動に改め、ゲインを稼いでおいて、負帰還量を多くするしかありません。</p>

<p>続いて歪率。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6L6dist.png"><img alt="6L6dist.png" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6L6dist-thumb.png" width="520" height="210" /></a></p>

<p>最低値はまずまずですが、三極管接続の普通の差動アンプに比べるとどうしても歪みが多くて、出力増加と共に立ち上がる上昇カーブの上がり方が早いです。<br />
前作のEL34三結差動アンプと比べると一目瞭然です。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereDist.png"><img alt="CarmenereDist.png" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereDist-thumb.png" width="487" height="218" /></a></p>

<p>とはいえ、音がダメダメかというとそうでもありません。<br />
EL34三結差動は大変優等生的な鳴り方で、比較するとこちらはやや間接音が少ないようで、ホールトーンが抑え気味な感じがします。<br />
それと裏腹に、ソースによっては音が整理されて聞きやすくなります。</p>

<p>音色は大変結構です。<br />
DF=2.0の値からも予測がつく通り、低音は全般的にゆるく感じるのですが、これは私の好みの方向でもあります。メインで使っているウィーンアコースティックのT-3というスピーカーが、まさにこういう特性です。<br />
コンサートホールで生の音を聴くときも、低い音は明確に定位するような気がしません。だからこれでいいような気がします。オーディオとしては物足りなく思われるかもしれないですが、音としてはこれが自然なんじゃないかな、と。量感はたっぷりあるし。<br />
低域に目をつぶれば、楽器の定位も悪くなく、それなりに仕上がったと思っています。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC_0036.JPG"><img alt="DSC_0036.JPG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC_0036-thumb.JPG" width="320" height="240" /></a></p>

<p>ラックに収めたところです。左の一番上です。薄型なのがお分かりいただけるでしょうか。<br />
正面に窓がついていますが、ここは加工済みのシャーシに最初からついていたので、どうしようかといろいろ考えた挙句、LEDのレベルメーターを点けることにしました。<br />
実はアンプ本体の製作を先に仕上げたところで、メーターは後から付けるつもりなので、まだついていません。これがノイズ源になったらいやだなぁ。</p>]]>
</content>
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<title>【震災】被害はなかったものの</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2011/03/post_304.html" />
<modified>2011-03-29T14:13:40Z</modified>
<issued>2011-03-26T13:24:50Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2011:/lnt/1.456</id>
<created>2011-03-26T13:24:50Z</created>
<summary type="text/plain">久しぶりの更新となってしまいました。 前回の更新の後、ヘッドホンアンプを作ったり...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>雑記的なこと</dc:subject>
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<![CDATA[<p>久しぶりの更新となってしまいました。<br />
前回の更新の後、ヘッドホンアンプを作ったりしていたので、そろそろ書き残しておこうと思っていた矢先に、あの震災でした。</p>

<p>たまたまその日は、風邪で会社を休んで家で寝ていたのですが、比較的大きな揺れで目を覚ましました。<br />
マンションの２階というのが良かったのか、ほとんど何も被害はなく、空の段ボール箱が一つ、積んであった場所から転げ落ちたくらいだったので、こんな大騒ぎになるとは夢にも思わず、また寝てしまいました。</p>

<p>しばらくして、息子が遊びに行っていた近所の児童館から電話がかかってきました。<br />
「みんなで体育館で待機しています。迎えに来ていただけますか？」<br />
児童館の職員の切迫した声の様子で、ようやくいつもと様子が違うことに気づき、テレビを点けて唖然としたのでした。</p>]]>
<![CDATA[<p>あれから２週間。</p>

<p>我が家の地域はどうやら計画停電の予定がないようです。発表されたばかりの細分化された地域割りにも、やはり含まれていませんでした。<br />
このマンションは地下に貯水槽があり、電動のポンプで汲み上げるので、停電すると断水するのです。<br />
しかも電話はIP電話なのでこれも不通に。<br />
生活インフラはガスと携帯電話しかない状態に追い込まれるので、停電しないのは非常に助かります。<br />
ちなみに携帯電話も通話は困難で、メールも激しく遅延していましたが、災害時の伝言掲示板は非常に役に立ちました。キャリアにも依存しないサービスで、使い勝手はよくありませんが、安否を確実に、大きな遅延もなく伝えることができます。この機会に、家族にも使わせることにしました。<br />
携帯電話の基地局は多くが停電にも耐えるバッテリー内蔵タイプなので、最後の通信インフラとして使えることが分かりました。</p>

<p>現時点での最大の心配事は言うまでもなく原発でしょう。<br />
政府や東京電力の公式発表以外にも、様々な情報が錯綜しているので何とも言えません。仕事を放り出して東京を逃げ出すわけにもいかず、様子を見るしかありません。<br />
大きく報道されていないのですが、危ない原発は福島だけではなく、福井の高速増殖炉「もんじゅ」も、修理不可能な事故により、数十年かけて冷却する過程にあるという情報を見ました。その間、万が一激しい地震に襲われたらひとたまりもない。決して関西も盤石ではないのです。</p>

<p>原発を日本に上陸させたアメリカや、当時の日本側関係者の動きを取材した、<a href="http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134&hl=ja#", target='_blank'>NHKのドキュメンタリー番組</a>がネットに掲載されていました。<br />
「資源のない日本には原発が必要」…本当でしょうか。中国にも石油なんかほとんど出ませんが、石油がないから貧しいのでしょうか。EUでも、いくつもない原発保有国と多くの非保有国で大きな貧富の差があるでしょうか。少なくとも原発がその理由ではないでしょう。<br />
資源も原発もない国は、どこも貧困に喘いでいるわけでもない。</p>

<p>この危機を乗り越えて、やっと戦後は本当の意味で終わるのかもしれません。もう一踏ん張りです。被災された皆さんも、救援活動に従事される方々も、石にかじりついて不自由な日々の生活を送る人々も。</p>]]>
</content>
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<title>【ツイートから】ドビュッシーについて、旋律について</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2011/01/post_303.html" />
<modified>2011-01-16T15:07:23Z</modified>
<issued>2011-01-16T14:53:39Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2011:/lnt/1.455</id>
<created>2011-01-16T14:53:39Z</created>
<summary type="text/plain">ドビュッシーについて日ごろ思っていることを、たまたま連続してツイートする機会があ...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>クラシック音楽にまつわること</dc:subject>
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<![CDATA[<p>ドビュッシーについて日ごろ思っていることを、たまたま連続してツイートする機会がありました。いざ文章にしてみると、漠然とした考えがまとまりますね。<br />
まだ長文にまとめるようなものではないのですが、ツイッターとはいえ、文字にすると安心して忘れてしまうとも限らないので（苦笑）、備忘録的にまとめておきます。</p>

<p>--------<br />
ドビュッシー「海」。サティが「11時45分頃が良かった」と言ったエピソードを間に受ける人がいる。あそこは派手に盛り上がるが、ロマン派の交響曲じゃあるまいし、本当の聴きどころはそこではない。勘違いしてる人が多いので一応コメント。<br />
--------</p>]]>
<![CDATA[<p>聴いて欲しいのは第2楽章「波の戯れ」。波の細かい動きを表すように、短いフレーズが様々な楽器に浮かんでは消える。入りのタイミングを間違え易く、油断するとすぐ崩壊する。テンポの伸縮も大きい。崩壊しないだけではもちろんダメ。<br />
--------<br />
ドビュッシーのオーケストラ曲で、ポイントになるのは実はユニゾン。異なる楽器を重ねて音色を作る。楽器同士のバランスをどうするか、指揮者の感性が問われる。さらにはフレーズの途中でバランスを変え、音色をグラデーションのように変えるのが「わかってる」演奏。<br />
--------<br />
ドビュッシーの話をもう少しだけ。一般的に和声の人と思われてるけど、作曲家自身は「私の音楽は全てが旋律だ」と。この言葉の解釈がドビュッシー理解の鍵になるのではないか、というのが個人的な見解。歌曲で作曲を始めた人だから、旋律主体でも不思議はないが、そう聞こえるか、どう聴けばいいのか。<br />
--------<br />
ピアノ曲『水の反映』は「旋律らしい旋律がない」という人もいる。クラシックの基本は、旋律は単音の連鎖。そうだとすると確かに旋律にもならない短いフレーズが消えたり現れたりするだけ。しかし和音を一つの音ととらえ、和音の連続を全部合わせて旋律と捉えたらどうか。和音も一つの音色の表現と。<br />
--------<br />
なんで一連のドビュッシーに関するツイートをしたのかというと、デュトワ指揮N響の『海』がイマイチだった（なのに拍手喝采だった）からなんだよな。やればできる子のはずなのにやらなかった。ユニゾンのバランスまではとっても、途中でバランスを変える音色グラデーションを使わなかった。手抜きだ。<br />
--------<br />
『海』は確かに難しい曲と思う。今日も第3楽章で事故があったし、同じＮ響ではプラッソンの時も2楽章で危ないところがあった。CDでも、カンブルランのは危ないところを修正せずにそのままで出ている。あれを直さないでそのまま売るのはどうなんだろうか。<br />
--------<br />
ドビュッシーにおける旋律が、単音ではなく（音色表現としての）和音のつながりであると考えると、ウェーベルンとは似て非なる「音色旋律」という視点まではもうすぐと思う。ただ、この「ドビュッシー流の旋律」の定義に至るには、まだ論理の飛躍がある。ここはじっくり証拠を集めて追い込みたい。<br />
--------<br />
ドビュッシーはオケの中で、弦楽器のパートを、同じ曲の中でもところどころ4つや6つに分けて、例えばチェロならチェロに6つの和音を、ごく当たり前に弾かせている。あるいはガムランの音楽を「この対位法は我々のそれよりずっと凄い」といったり。「自分の音楽は全て旋律だ」この辺がヒントだろう。<br />
--------</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>【自作アンプ・EL34編その6】歪率・ダンピングファクタ</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/12/el346.html" />
<modified>2010-12-18T12:01:17Z</modified>
<issued>2010-12-18T11:11:35Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.454</id>
<created>2010-12-18T11:11:35Z</created>
<summary type="text/plain">ようやく歪率とダンピングファクタを測定するところまでこぎつけました。 非常に低い...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
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<![CDATA[<p>ようやく歪率とダンピングファクタを測定するところまでこぎつけました。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereDist.png"><img alt="CarmenereDist.png" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereDist-thumb.png" width="487" height="218" /></a></p>

<p>非常に低い値ですが、100Hzでの下がり方が変です。<br />
ハムやノイズがあるのであれば、100Hzに限らず小出力では一様に歪が増えるようなグラフになるはずですが、1W以下でこんなに0.1％弱に張り付くというのは何が起きているのでしょうか。<br />
値としては十分に低いのですが。</p>]]>
<![CDATA[<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereDF.png"><img alt="CarmenereDF.png" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereDF-thumb.png" width="309" height="195" /></a></p>

<p>ダンピングファクタは、ほぼ10というところでしょう。ミリボルの読み取り誤差があるので、余り正確なデータではありません。<br />
広域でいったん盛り上がってから下がるのと、低域で若干下がるという傾向は間違いないようです。</p>

<p>若干の疑問があるのですが、数値的には十分なレベルといえますね。</p>

<p>一連の測定を終えて、やっとメインシステムに設置しました。リスニングでの評価はこれからです。</p>]]>
</content>
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<title>【自作アンプ・EL34編その5】残留ノイズとクロストーク</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/12/el345.html" />
<modified>2010-12-18T03:28:57Z</modified>
<issued>2010-12-17T02:49:39Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.453</id>
<created>2010-12-17T02:49:39Z</created>
<summary type="text/plain">本当は歪率までまとめて掲載したかったのですが、測定に時間がかかるので次の週末まで...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.microcosmo.jp/lnt/">
<![CDATA[<p>本当は歪率までまとめて掲載したかったのですが、測定に時間がかかるので次の週末までかかりそうです。</p>

<p>残留ノイズが1mV付近でなかなか下がらなかったので、アースの取り回しを見直したところ、劇的に下げることができました。<br />
現状は左が0.05mV、右が0.07mVというところです。測定系のバックグラウンドノイズは0.01mVです（PCやデジタルオシロなどの機器をオフにした場合。エアコンまでは配慮せず）。</p>

<p>ノイズが多かった原因は、スピーカー端子のグラウンド側を、不精して手近なアース母線に繋いでいたためでした。セオリー通りに、初段のNFB付近でアースしたらいきなりこの数値に下がりました。<br />
やはり基本は大切ですね。</p>]]>
<![CDATA[<p>ノイズが下がったので、クロストークや歪率の測定に移ることができました。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereCros.PNG"><img alt="CarmenereCros.PNG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereCros-thumb.PNG" width="295" height="195" /></a></p>

<p>高域の悪化は配線間の飛び付きでしょうか。不可解な谷がありますが、気にすべきレベルではないと思っています。<br />
とりあえずここまでは、十分満足すべき値が出ているかなと。</p>]]>
</content>
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<title>【自作アンプ・EL34編その4】周波数特性の訂正版</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/12/el344.html" />
<modified>2010-12-03T03:05:31Z</modified>
<issued>2010-12-03T02:43:35Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.452</id>
<created>2010-12-03T02:43:35Z</created>
<summary type="text/plain">昨晩、0.1W出力のときの周波数特性も測ろうとしていると、様子がおかしいことに気...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
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<![CDATA[<p>昨晩、0.1W出力のときの周波数特性も測ろうとしていると、様子がおかしいことに気づきました。<br />
どうやら、400kHzのピークの値を測ったとき、測定器のレンジを読み違えていたようです。<br />
なんという初歩的なミス！恥ずかしくて言葉もありません。</p>

<p>やり直したものが下のグラフです。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereFreq1.PNG"><img alt="CarmenereFreq1.PNG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereFreq1-thumb.PNG" width="320" height="360" /></a><br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>今度は、400kHzの山の高さも常識的です。<br />
スーパーワイド、の名前に疑問を呈したりして、サンスイの関係者の方？（※）には失礼しました。</p>

<p><br />
※もう、トランスの関係者なんて、少なくとも現役ではいないかもしれませんが。<br />
　ちなみにトランスには「01－1」というロット表記らしきものがあります。01が年号とすると…2001年、はありえないので、平成元年かな？そんな最近のものじゃないかもしれません。</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>【自作アンプ・EL34編その3】周波数特性</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/12/el343.html" />
<modified>2010-12-02T03:10:05Z</modified>
<issued>2010-12-02T02:53:45Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.451</id>
<created>2010-12-02T02:53:45Z</created>
<summary type="text/plain">オシレーターの具合が悪いと思っていたのですが、どうやら出力のコネクターの接触不良...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
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<![CDATA[<p>オシレーターの具合が悪いと思っていたのですが、どうやら出力のコネクターの接触不良だったようで、交換したら治ってしまいました。お恥ずかしい。<br />
というわけで測定してみました。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereFreq.PNG"><img alt="CarmenereFreq.PNG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/CarmenereFreq-thumb.PNG" width="320" height="360" /></a></p>

<p>方形波を観たときに、ノイズまみれながらも高周波のピークを抑える必要性はわかったので、NF抵抗に300pFをパラって微分回路としています。これでも足りないんじゃないかというくらいのうねりですね。ピークは400kHz辺りです。</p>]]>
<![CDATA[<p>幸い、40kHzでも10Wで‐3dB落ち以内ですから、高域特性はがんばっているといえるのかな。</p>

<p>サンスイの「SW30-8」という出力トランスを使っていますが、期待したほどフラットな特性ではないですね。「SW」は「スーパーワイド」の略称だと聞いたことがあるのですが…。<br />
以前はオーディオに100kHz以上なんて求めなかったから、これでもワイドだったのかもしれませんが。<br />
実際、SACDにだって音声信号として含まれるのは50kHzどまりなので、現実的なソースを考えればこれで十分ともいえます。</p>

<p>低域の伸びは、さすがに30Wクラスです。</p>

<p>歪率やダンピングファクタは、また後日測定します。</p>]]>
</content>
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<title>【自作アンプ・EL34編その2】名前</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/11/el342.html" />
<modified>2010-11-28T16:14:03Z</modified>
<issued>2010-11-28T15:31:01Z</issued>
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<summary type="text/plain">新作アンプは、なかなかいい感じで鳴ってくれています。 既にメインシステムに定着し...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.microcosmo.jp/lnt/">
<![CDATA[<p>新作アンプは、なかなかいい感じで鳴ってくれています。<br />
既にメインシステムに定着しており、低音の力強さでワンランク上の音が、聞きなれたはずのスピーカーから出るようになりました。</p>

<p>ただ、相変わらず測定器（低周波発信器）の調子が悪いので、特性が測れません。</p>

<p>家族が「名前はなんにするの？」と聞いてきました。子供たちに任せておいてもポケモンの名前など、ろくな提案はしてくれないので、自分でしばらく考え、ワイン用のぶどうの品種名をもらって名づけようと思い立ちました。</p>

<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%94%A8%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6%E5%93%81%E7%A8%AE%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7" target="_blank">ワイン用ブドウ品種の一覧</a></p>]]>
<![CDATA[<p>この新作は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%94%A8%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6%E5%93%81%E7%A8%AE%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.82.AB.E3.83.AB.E3.83.A1.E3.83.8D.E3.83.BC.E3.83.AB" target="_blank">カルメネール</a>、としようと思います。</p>

<p>Wikipediaより：<br />
カルメネール（Carménère）は元々フランス・ボルドー産の赤ワイン用の品種であったが、結実が悪かったため現在この地域では見かけない。代りにチリでは良く育ち、この国を代表する品種になった。…</p>

<p>最初なのでどれにしようか迷いましたが、シャーシがワインレッドなので赤ワイン、動作させるまでに苦労したので栽培の難しい品種、今まで飲んで気に入ったもの、ということで選びました。<br />
ちょっと渋すぎたかなぁ。</p>

<p>本当は、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%94%A8%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6%E5%93%81%E7%A8%AE%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#.E3.83.9E.E3.83.AB.E3.83.99.E3.83.83.E3.82.AF" target="_blank">マルベック</a>というのも考えたのです。ちょうど先日、このアンプが完成してから最初に買ったワインがマルベックだったので。しかしマルベックのワインは個性が強いというのがもっぱらの評価なので、癖のない鳴り方をするアンプとは方向性が一致しないように思えて断念しました。<br />
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%83%A8%E3%83%B3" target="_blank">カベルネ・ソーヴィニヨン</a>とか<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%8D" target="_blank">シャルドネ</a>といった王道中の王道的な名前をつけてしまうと、もうこれで打ち止めという雰囲気が漂うし、かといって中途半端な品種ではなく、良いワインが作れる品種名を選びたい…などと凝りだすと、なかなか適当なものがなくて困りましたが。</p>

<p>次からはもっと、直感で決めよう。</p>]]>
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<title>【自作アンプ・EL34編その1】結局出来上がったのは…</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/11/el341.html" />
<modified>2011-01-23T11:30:53Z</modified>
<issued>2010-11-22T04:36:04Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.449</id>
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<summary type="text/plain">長らくブログに投稿できなかったのは、このアンプに梃子摺っていたからといえなくもあ...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
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<![CDATA[<p>長らくブログに投稿できなかったのは、このアンプに梃子摺っていたからといえなくもありません。<br />
何しろ今回は、自分としては半田付けの忘れやミス、配線の間違いが多くて、まともに動作するまでにえらく時間がかかりました。ここ3作ばかり一発完動が続いたので、甘く見ていたのだと思います。<br />
今回は下のように、それなりに部品点数も多くて込み入っているので…というか、実は進行した老眼が影響しているのは否めません。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/Carmenere.png"><img alt="Carmenere.png" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/Carmenere-thumb.png" width="301" height="204" /></a></p>

<p>この通り、当初の構想とはまったく別物に。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC02407.JPG"><img alt="DSC02407.JPG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/DSC02407-thumb.JPG" width="512" height="384" /></a></p>]]>
<![CDATA[<p>当初は6BL7GTをパラで差動PPにしようか、などと考えていたのですが、その後250V250mAという巻線のある電源トランスを手持ちで持っていることに気づき、これがまた使う予定だったシャーシにほぼぴったりおさまることから、すっかり「出力10W+10Wを超えたい」という意味のない（笑）欲求に取り付かれてしまいました。</p>

<p>紆余曲折を書くと<br />
1）250V250mAのトランスを使うと、6L6をUL接続で使うならいけそう。<br />
2）（当初の予定だった）PMC-170Mでも、チョークインプット整流なら十分な電流を取り出せないか？350V巻線を使い、C電源でグリッドをマイナスに引っ張れば、EL34でもいけるのでは？<br />
3）2の構想で設計し、実際に着手。一通り組むが、思うように動作せず断念。<br />
4）いまさら別のシャーシに組みなおす気がせず、PMC-170Mと同サイズでDC400V280mAが得られるよう、<a href="http://www.e-kasuga.net/" target="_blank">春日無線変圧器</a>に電源トランスを特注。送料込16,000円也。</p>

<p>これで最終的には何とか動作するまでにこぎつけたのです。</p>

<p>しかし、チョークインプット整流が上手くいかなかったのは、構想に無理があったのか、そのほかの配線や半田付けのミスで上手くいかなかったのか、今となっては判然としません。<br />
いずれ再挑戦してみたい気持ちもありますが、チョークインプットは難しいですね。専用のチョークコイルはめちゃめちゃ高いので使う気にはなりません。<br />
一般のチョークはそのままだとうなりを生じやすいので、入り口に小さなコンデンサを挿入しますが、これが大きすぎると普通のコンデンサインプットになってしまう。そうなると出力電圧が一気に高くなります。チョークインプットだと巻線に書かれたACの電圧（実効値）そのままでDCが出ますが、コンデンサインプットだとその2～3割増。<br />
今回のように、半導体を多用して定電流回路やDCバランスサーボなどを組み上げると、これほど大きく電圧が変動しても大丈夫な回路にするのはなかなか難しい。<br />
しかもチョークインプットにするとチョークから大量の漏洩磁束が出るそうで、これが問題を引き起こさないように気をつけないといけません。<br />
アンプだけでなく、周囲にはいろいろな機器を設置しますから、そちらに迷惑を及ぼさないとも限りません。<br />
いまどきはチョークインプットをアンプに使う人は少ないためか、まともな設計指南書にもお目にかかりません。Webを探しても、概要の解説はあっても、実装上の勘所などは書いてありません。しばらくは棚上げということになりそうです。</p>

<p>個人的にはDCバランスサーボが上手く動いているのがお気に入りです。出力段のDCバランスが崩れると、低音が出なくなってしまいますが、普通はボリュームで球ごとに調整するのを、自動調整するようにしたのです。<br />
10EW7のようなテレビ用の球を使った際に、一度合わせたはずのバランスが時間の経過とともに狂ってしまうことを経験したので、これはぜひともつけたかった回路です。<br />
とはいえ、いい加減なテレビ球と違い、EL34のような球であれば、こういう回路は余り必要ないのかもしれません。精神安定剤のようなものなのかも。</p>

<p>特性の測定もしようとしたのですが、発信器の具合が悪いのです。アンプにつなぐとあまりにもノイズが大きいのでおかしいと思ったら、アンプにつながなくても、ケーブルを通しただけで（先端は開放なのに）信号にノイズがのりまくり。まずはこちらを修理しないと。<br />
というわけで測定は後回しで、とりあえず音楽を鳴らしております。<br />
自画自賛ですが、なかなかいい具合です。これまでの自作品とは、低音までしっかり鳴らすという点でワンランク上です。今のところ、苦労の甲斐はあったというところでしょうか。</p>]]>
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<title>【起業】リスクをとるために必要なこと</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/11/post_302.html" />
<modified>2010-11-17T02:51:50Z</modified>
<issued>2010-11-17T02:51:56Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.448</id>
<created>2010-11-17T02:51:56Z</created>
<summary type="text/plain">相変わらず腰が痛みます。4月からずっと続いていて、一時はもう治らないかと悲観的に...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>雑記的なこと</dc:subject>
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<![CDATA[<p>相変わらず腰が痛みます。4月からずっと続いていて、一時はもう治らないかと悲観的にもなりましたが、鍼灸院に継続的に通うようになって、ようやく快癒の方向にすすんでいることが実感できるようになりました。<br />
結局は整形外科でも、治療らしい治療というのはなくて、自己治癒を待つしかないのですね。それなら鍼灸院の方が、まだしも自己治癒を促してくれる効果があるように思います。そう気づくまでに結構な時間とお金を使ってしまったわけですが…。</p>

<p>その鍼灸院で「鍼灸院の開業費用は、美容院やパン屋など他の業種に比べると安く済む。それでもカナダで開業しようとした場合とでは、日本ではカナダの10倍もかかる」という話を聞きました。</p>]]>
<![CDATA[<p>その鍼の先生は、カナダ（今は米国の大学、医学部）で鍼を教えている方に師事してその道に入ったので、一時期生活していたカナダの事情に詳しいのです。<br />
何がそんなにかかるのかというと、機材等もそうですが、例えば不動産を借りるにしても、保証金を積む必要があるのだとか。<br />
また、とある先生の友人（鍼灸師ではない、一般の人）は「日本人は、相手の人柄を見て信頼するという文化がない。だから個人の能力を信じて投資するということがなく、大企業でない相手からは、必ず担保を取る。これでは開業も起業も活性化しない」といっていたそうです。</p>

<p>ベンチャー企業への投資は、例えば同じ金額を100件に投資して、そのうちの99件が失敗しても、残り1件が100倍のリターンを返してくれれば、トータルではとんとん。2件が返してくれれば投資金額の2倍のリターンがあったことになります。本来はこのくらいの感覚で投資するべきなのでしょうが、日本では投資の失敗を恐れる傾向が強いようで、結果的に大化けする投資先にも恵まれないようです。</p>

<p>なぜ失敗を恐れるのか。結局、失敗すると取り返しが付かない（と、予想される）から、に尽きます。<br />
一度失敗した人は、また失敗するのではないかと、周囲から思われるという傾向が、日本では強いのでしょうか。</p>

<p>以下は、Daily BCN Bizlineというメールマガジンからの引用です。</p>

<p>“深刻な話です。よく聞く話ですが、<br />
IT業界には、うつ病者の占める割合が他の産業に比べて多いのです。<br />
「下請け」の受託ソフトウェア会社に取材すると、<br />
常にプレッシャーを感じながら、納期と品質管理に追われ、<br />
ものすごいストレスを抱えているといいます。<br />
プロジェクト・マネージャーが脳梗塞で倒れた、<br />
あるいは自社ビルから飛び降り自殺した、ということを明かし、<br />
私の前で涙を流す経営者もいました。”</p>

<p>もちろん問題はIT業界に限りません。</p>

<p>失敗を許さない社会。自殺も多い、閉塞感が漂うのは当然。当然ですが、この話はビジネスの世界にとどまりません。<br />
江戸時代からの共同体社会。年貢は連帯責任で納める。落伍者は「他人に迷惑を掛ける」存在。アウトローは「村八分」にされる。共同体の外では生きていけない。個人でリスクをとることもまた許されない。</p>

<p>結局、個人が真に自立した社会を築くしか、この閉塞感を打破する方法はないのではないでしょうか。<br />
真の自立とは、共同体に頼らずに自分自身の責任でリスクをとっていけるということを意味しています。<br />
これは孤立とは違います。個人が責任を取ることを皆で支援する仕組みが必要なのです。個人が自立してリスクをとること自体を尊重する風土が、その土台には必須です。<br />
連帯責任を負わされた共同体では、これは無理でしょう。抜け駆けを恨み、成功者を妬む風土とは正反対ですから。</p>

<p>その手始めはやはり、個人の失敗を赦し、再チャレンジを可能にすること。そのための教育（人材育成のみならず、大衆を巻き込んで社会的な合意を形成するのが目標）からという気がしています。</p>]]>
</content>
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<title>【研修】挨拶の励行</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/11/post_301.html" />
<modified>2010-11-16T04:59:23Z</modified>
<issued>2010-11-16T03:10:18Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.447</id>
<created>2010-11-16T03:10:18Z</created>
<summary type="text/plain">実に8月末以来の投稿で、随分と間が開いてしまいましたが、2ヵ月半の日常をずらずら...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>雑記的なこと</dc:subject>
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<![CDATA[<p>実に8月末以来の投稿で、随分と間が開いてしまいましたが、2ヵ月半の日常をずらずらと並べても一つも面白くないので、もし気が向いたらということでここでは書きません。</p>

<p>会社の人事部門には、社員のマナーの低下を嘆く人が常にいるようです。時々思い出したようにマナーの向上を呼びかけられるのですが、ついに挨拶の励行について研修を受けさせられました。</p>

<p>さすがに集合研修ではなく、e-ラーニングではありましたが、社員の貴重な時間を使ってまで研修を受けさせるというのは、相応の危機感を抱いているということでしょう。<br />
社員のマナーの低下がモラルの低下を反映しているといったことでしょうか。<br />
それにしても、新人向けならまだしも、全社員に受講を強制するのですから、ただ事ではありません。</p>]]>
<![CDATA[<p>研修の中に、既に引退した会社の受付の警備員の言葉というのが引用されていました。</p>

<p>「一生分の挨拶をして、一生分無視されました」</p>

<p>これを見た瞬間、だから警備員にも挨拶をしよう、という気には全くなれませんでした。<br />
彼らは社員の顔を見ていない。社員証しか見ていないのです。<br />
社員証を家に忘れたら、どんなベテラン社員でも見分けることはできないのが彼らです。<br />
それなら人間でなく、ロボット警備員でいいわけです。社員証はカードリーダーで情報を読み取って識別できるのだから、その方がよほど確実なのです。</p>

<p>この言葉を残した警備員個人が、果たしてそういったロボットのような人だったかどうかはわかりません。すべての警備員を認識しているわけではありませんから。<br />
もしかすると、社員一人ひとりを識別する、プロ意識の高い人だったかもしれません。<br />
しかし、今いる警備員の中にはおそらくそんな人はいません。<br />
ただ受付の脇に立って、通り過ぎる人に向かって機械的に挨拶を繰り返しています。<br />
そんな相手に対してまで、なぜ挨拶をする必要があるのか？</p>

<p>ロボットほどの付加価値も生まない人間。つまり思考停止している人間です。<br />
そんな「ロボット」に機械的に挨拶を返すのもまた同様に思考停止であると思うのです。</p>

<p>「ロボット」にも挨拶しろと社員に要求する会社。その方がマナーにかなうのだそうです。<br />
何のためのマナーなのでしょう。人間同士が摩擦なく、気持ちよく過ごすためのマナーのはずなのに。<br />
これではマナーの形骸化を促しているとしかいえません。</p>

<p>社員に思考停止を要求してどうするのでしょうか。<br />
組織の硬直化・官僚化は、こういったところから始まるのでしょう。</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>【枯らし】マンションの都合により</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/08/post_299.html" />
<modified>2010-08-29T15:53:58Z</modified>
<issued>2010-08-29T15:20:22Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.446</id>
<created>2010-08-29T15:20:22Z</created>
<summary type="text/plain">この夏は暑い上に忙しくて、ブログも更新しないままに8月が終わってしまいそうなので...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>生き物たち、およびささやかな植栽にまつわること</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.microcosmo.jp/lnt/">
<![CDATA[<p>この夏は暑い上に忙しくて、ブログも更新しないままに8月が終わってしまいそうなので、かんたんに近況など。<br />
お盆休みで整形外科に通えない期間があったせいか、腰痛が悪化してしまいました。左足の筋肉が硬くなり、薬指と小指が痺れるようになってしまったので、流石に慌てました。指の痺れは、最悪は脳に起因する可能性がありますから。<br />
幸いそういうことはなく、整形外科のほかに鍼灸院も毎週通い、<a href="http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hvf128_1.html" target="_blank">低周波治療器</a>まで買って毎晩筋肉をほぐすに及んで、次第に痺れは消えてきています。</p>

<p>もう一つ、今年はベランダの日よけとして、例年のゴーヤに加え、キュウリを植えてみました。</p>]]>
<![CDATA[<p>キュウリは植えた当初、非常に調子よくすくすく伸び、実もいくつもつけて愉しませてくれたのですが、ゴーヤと違って虫がつきやすいのですね。羽虫が葉を食い荒らし、途中から失速してしまいました。<br />
しかしその頃にはゴーヤもようやく追いついてきて、日よけの主役は交代しましたが、結局例年よりも長く日差しを遮り続けてくれました。ゴーヤは今年も大して大きな実はつけてくれませんでしたが。</p>

<p>日よけ以外では、今年はついにマリーゴールドが全滅してしまいました。余りに暑過ぎたせいか、葉が焼けて干からびるように死んでいくのです。水を多めに与えても助けにはなりませんでした。</p>

<p>それも丁度良いと言えば言えるのかもしれません。<br />
今年はマンションの大規模修繕が秋から年内に行われるため、ベランダもネットで覆われ、植木鉢も含めて一切を片付けなくてはならないのです。<br />
屋内に避難しておける鉢の数は限られるので、プランターなどは実家の庭に置いてこなくてはなりません。その世話まで頼むわけにもいかないので、枯れて土だけ入った鉢を置いてくるほうが気が楽です。<br />
キュウリやゴーヤは元から枯らして持っていく予定でしたので、既に水遣りを断って、枯死させるようにしています。どうせ秋には枯れてしまうので、少し早まっただけなのです。まだ暑いので、9月一杯くらいはもたせたかったのですが。</p>

<p>アンプのほうは、少し腰痛が上向き始めたのに気をよくして、やっと重い腰を上げました。<br />
超三結12G-B3シングルの、測定していなかったクロストークを測り、シャーシ（出来合いの品の、さらに中古を再利用したジャンク）の設計の悪さから酷い結果を得て、早々に見切りをつけることにしました。<br />
前回、6BL7のパラプッシュプルで設計を始めましたが、250V250mAという巻線を持つ電源トランスで使えそうなものが手持ちにあることを発見し、方針を転換しました。<br />
これは次回書くつもりです。</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>【川柳】冷奴</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/07/post_293.html" />
<modified>2010-07-13T23:26:41Z</modified>
<issued>2010-07-13T23:21:48Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.445</id>
<created>2010-07-13T23:21:48Z</created>
<summary type="text/plain">直訳すれば  クールガイ …これを真に受けて、タトゥーに「冷奴」と掘り込んだアメ...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
</author>
<dc:subject>雑記的なこと</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.microcosmo.jp/lnt/">
<![CDATA[<p>直訳すれば  クールガイ</p>

<p><br />
…これを真に受けて、タトゥーに「冷奴」と掘り込んだアメリカ人がいたとか。<br />
Tシャツくらいなら、良かったんですけどねぇ。</p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>【新作】といっても検討だけですが、開始。</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/2010/07/post_273.html" />
<modified>2010-07-04T15:56:26Z</modified>
<issued>2010-07-03T13:59:01Z</issued>
<id>tag:www.microcosmo.jp,2010:/lnt/1.444</id>
<created>2010-07-03T13:59:01Z</created>
<summary type="text/plain">腰痛とか、いろいろ忙しかったり（仕事も、私事も）して、半田ごてや測定器を操作する...</summary>
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<email>mnoguchi@microcosmo.jp</email>
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<dc:subject>密かな愉しみとしてのオーディオにまつわること</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.microcosmo.jp/lnt/">
<![CDATA[<p>腰痛とか、いろいろ忙しかったり（仕事も、私事も）して、半田ごてや測定器を操作するにはなかなか至りませんが、設計だけなら気分転換にもなるので、ちょっと始めました。</p>

<p>ただ、実際に製作する前提だと、シャーシを加工したり塗装する根性がないのが最大のネックになります。<br />
出来合いのシャーシに部品を載せるだけ、ということになると、その時点で設計の自由度が極端に少なくなりますね。</p>

<p>塗装も加工も終わっているシャーシの手持ちとしては、<a href="http://homepage3.nifty.com/softone/std_s/std_s-1.htm" target="_blank">これ</a>の構成を模したものが2つもあり、これを活用しようということになったわけです。</p>]]>
<![CDATA[<p>トランスは穴位置の関係で、ほぼ決まってしまいます。手持ちから選ぶと、TANGOのFX40かXE-45なのですが、XE-45はちょっともったいないので（貧乏性です）、FX40-10にしました。</p>

<p>メインに使えるように、球は沢山持っているEL34を使うことも考えたのですが、折角いい球をおごっても、大型の電源トランスを装着できないので、宝の持ち腐れになってしまいます。プレート損失の設定値を控えめに使ってもいいことはいいのですが、なんとなくもったいない（またも貧乏性）。<br />
唯一使える大型の電源トランスがソフトンのPWT280-300ですが、これは高さが高くて、居間のラックに入れられなくなりそうなのでやめました。<br />
手持ちの電源トランスで、載せられるのはノグチトランスのPMC-190Mか170Mになります。これだとPP出力管4本の1本あたりでは、多くても40mA供給するのがせいぜいです。<br />
プレート電圧に300Vを加えたとしても（この時点で190Mは使えません）、球のプレート損失は12Wという計算になります。15Wにもっていくのは厳しいでしょう。</p>

<p>それなら、球1本あたりのプレート損失は10～12Wでいいことになります。<br />
その条件にぴったりな球で手持ちというと、<a href="http://tdsl.duncanamps.com/show.php?des=6BL7GT" target="_blank">6BL7GT</a>がありました。</p>

<p>この球は案外無名で廉く手に入りますが、改良されて6BX7（オーディオ用に定評ある球）になったことからも、素性が良さそうです。内部抵抗が高いのが欠点ですが、2ユニットをパラで使うことで、実質1.1kΩ程度にすることができます。これなら、FX40-10との組み合わせで、差動回路にすれば無理のない出力が得られそうです。<br />
実際、内部抵抗が約1kのEL34を差動回路で使うには、一次インピーダンスが8～10kの出力トランスとの相性がいいという<a href="http://www.hinocatv.ne.jp/~s_suzuki/EL34/EL34diff_r1.htm" target="_blank">検討結果</a>があります。</p>

<p>実際にロードラインを引いて動作点を検討してみました。<br />
動作点の検討をするとき、私はパワーポイントを使います。球の特性図を画像として貼り付けた上で、ロードラインを動かして検討するのに適しているからです。</p>

<p><a href="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6BL7.PNG"><img alt="6BL7.PNG" src="http://www.microcosmo.jp/lnt/archives/images/6BL7-thumb.PNG" width="535" height="318" /></a></p>

<p>赤っぽい2本の曲線は、プレート損失の5Wと6Wの線です。各ユニットは10Wが上限ですが、2本を同時に使うときは合計で12Wまでという制限があるためです。<br />
2ユニットをパラで動作させますが、動作点の検討は1ユニットで行います。電流は半分、負荷抵抗は2倍とみなして検討したのが上の画像で、青緑の線は負荷8kΩ、青の線は負荷10kです。通常の差動回路では、トランスの一次インピーダンスの半分の値でロードラインを引きますが、今回は2ユニットをパラにするため、1ユニットあたりでは実際の倍の負荷になるので、そのままの値で良いわけです。<br />
ゼロバイアスの線との交点から読み取った電流値は、10kの場合で約36mA。差動回路では、この半分の18mAを動作点とします。<br />
ロードライン上で18mAの点を探すと、プレート電圧は290V程度（青い丸のところ）になります。このときのバイアスは-15Vくらい。<br />
1ユニットで18mAなら、球1本で36、4本で144。PMC-170Mを使えば電流容量は余裕、電圧は290Vの巻線ではむしろ高めに出そうですが、190Mではちょっと厳しい。170Mが妥当でしょう。簡易計算で、出力は約6.5Wになります。<br />
この動作点では、おそらく内部抵抗は1.1kよりも高いでしょうが、インピーダンスが10kより高いトランスは入手が難しいので、今回はこれで行くこととします。</p>

<p>出力管は6BL7で、各管2ユニットのパラ構成。出力と電源のトランスも決まってしまいました。<br />
6BX7で同様な構成にしたアンプで、球の寄生容量が大きくて高域が早めに落ちてしまったことがあったとか。これをクロス中和という手法で改善した<a href="http://www.h3.dion.ne.jp/~nigel/audio/6bx7gt/6bx7gt.html" target="_blank">作例</a>がありました。これは大いに参考にさせていただきましょう。</p>

<p>というわけで、最初の一歩を踏み出しました。まだ何も手を動かしてはいませんが、このあたりが一番楽しい作業です。<br />
次はドライブ段を検討します。</p>]]>
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